『この世は時間の奪い合い』という言葉を聞いて、ハっとしました。
というのも、『当たり前の事を何言ってるんだ!』思うかもしれません。
しかしですね、大人になった時にこそ、この言葉の意味がぐっとのしかかってくると思うのです。
でも、私は抽象的に『時間は大切だよ~』と言いたいわけではないです(笑)
数字をしっかり並べて『時間の大切さ』と『奪い合い』について話をしたいと思います。
人生を楽しむ為には、金持ちも貧乏人も、全ての人間に与えられた『時間』という資源をどう使っていくか?で決まると思う。
これを念頭において、検証してみましょう。
目次
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時間とは一体どういう物なのか?
簡単な例え話をします。
1日は24時間ですが、自分だけ48時間使える世界があるとしましょう。
という事は、1か月が60日で生きられるんです。
自分だけ。
普通のサラリーマンの方の月収20万だとして、その時点で2倍働けるわけですから、稼ぐお金も2倍ですよね。
そして休みの日も2倍に増える。
人生、こうなれば一番楽なんですけどそうはいかないです。
(出来る訳ない)
となれば、仕事をしている人という前提でこうなりますよね。
・睡眠 6時間~8時間
・朝ごはん&晩ごはん&お風呂 1時間~2時間
すでにここで、17時間~20時間が経過しています。
余った時間は4時間しかありません。
そしてこんな統計も出ています。
※出展『ライブドアニュース』様
http://news.livedoor.com/article/detail/9940089/
90分~120分しか自分の時間がない人が28%も!
この2時間~3時間くらいで、なんとかリフレッシュするしかない…!
となれば、例えば新しい事を勉強しよう!みたいな気持ちには絶対ならないですね。
私も企業勤めしていた頃は、もう仕事終わったら即パチンコくらいな勢いでした。
勉強なんてする気力が一切ないくらい、追い込まれていたし、余裕を作れなかったかもしれない…(笑)
まぁ、やる気になれば2時間3時間でも本気で勉強出来るだろう!みたいな根性論は一度抜きますね。
現実的な話、で考えましょう。
この世は時間の奪い合いである
例えば、Youtubeもそうですし映画もゲームも。
『あー仕事終わったぁ! さぁて、リフレッシュしようか!』
となった時に、あなたが何を選択するのか?
それは、全てのエンターテイメントでの戦争。
他業種も含めた、『時間の奪い合い』であると。
私はこのセリフをYoutuberの『ヒカル』氏が語っていたのを見て、『ヤベーな』と本気で思いました。
あの方も賛否両論ある方ですが、私は好きです。
実際に結果を出し続けているYoutuberの方は、『いかに視聴者に対して動画を観させるのか?』という事を常に考えていますよね。
その繰り返しを常にやっているので、まさに『時間の奪い合い』に勝利する事を念頭に置いています。
当ブログもそういう意味で『時間の奪い合い』に参加していると言えます。
読者の方に対して有益か、もしくは凄く興味の惹かれる事柄を書かなければページから離脱されてしまいます。
それはグーグルアナリティクスという解析を観れば、どのページで読者が離脱したのか?という事がハッキリ見えます。
(youtubeも離脱した場面とか分かるように解析出来ます)
だからこそ、AKBだろうがいち個人ブログだろうが、ゲームだろうが動画だろうが漫画だろうが小説だろうが。
全ては等しく『人様から時間を奪う行為』に勝つという本質と戦わなければならない。
現代は『超』大量消費社会
現代は『超大量消費社会』だと言われています。
食べ物のことを想像しますが、何も『食料』だけじゃないんですね。
その最たる例が、当ブログでもちょっとご紹介した『DMMテラー』のような小説アプリ。
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【DMM TELLER(テラー)の攻略法】この手法を使えばあなたも人気作家になれちゃう!?
調子こいてブログのアクセス10万だ!とか言ってますけど、なかなか数字が安定しないで参ってる僕です(´ε` ) こんばんみ(´ε` ) 新しい別ジャンルのサイトを作るたびに、 ...
なぜこういう短い物がウケるかって、答えは単純なんですね。
『面白い物読みたいけど、後でヒカ●ンの動画も観ないと』という若者のニーズに応えているから。
これをそのまま別のパターンで言い換えます。
『面白いマンガを読みたいけどお金は払いたくない。後でモンストもしたいし、手っ取り早く無料で1話読んで明日読もう』
みたいな感じ。
だから、無料のマンガアプリは流行っているわけです。
懐古厨みたいな発言しちゃいますが、僕が小学生でファミコンとかスーファミとかに入れ込んでた時期って、ある程度ゲームとかも決められてました。
それはFFだったり、ドラクエだったりという、大ヒットゲームをみんな買って遊んでいたわけです。
それがPSからSS、DSからPS2とハードの進化と共にゲームソフトの種類は超増えました。
最後の決め手は『スマホアプリ』の到来な訳です。
スマホアプリが出て、みんな分かってると思います。
『どんだけゲームあるねん!!』
って突っ込みませんか?(笑)
だからおじさん世代は『もうめんどくさいな』と思ってプレイしなくなる訳ですし、ゲームに興味がある若者世代は『あれもしたいこれもしたい』状態な訳です。
となれば、1日10分20分という短い時間で10個のゲームをやるような感覚になりますよね。
まさに『時間の奪い合い』状態に入る訳です。
大量生産大量消費で、メディアは使い捨てられていきます。
もちろん、それが非常に価値があるものであれば、ブログ等もずっと読まれる記事、という事になる訳ですね。
最近ある若者のYOUTUBE動画のチャンネル登録リストを見る機会があったので、ちょっと見せてもらいました。
100を軽く超えるチャンネル登録数で、新着動画を観て『今日はこの動画が面白そう』というのだけをチョイスしているカタチです。
某漫画村問題でも『面白ければ売れる。無料で読んでやってるんだから感謝しろ』みたいな、暴言が出てました。
あの暴言の原因って、常日頃からこういう『自分の時間チョイス』をやりまくっているから出てきた言葉だと私は考えています。
その発言が良い悪い、について、細かくここでは書きませんが。
(まぁ当たり前ですが、悪いですよw)
だからこそ、若者を取り込む為に『いかに手軽で短い時間で出来るのか?』という所は非常に問われている所だと思います。
クリエイターも大量消費に対応しなければならない
作っている方も大量消費社会に対応しなければなりません。
しかしですね。
当たり前ですが『大量消費に対応』=『適当な物を作ることになる』という諸刃の剣です。
簡単になんでも作れる訳ではないので、質も一定水準を保ちながら、かつ触れて頂けるようにしなければなりません。
非常に難しいですが、そこに注力する事によって結果が生まれると思います。
私たちは普段から時間を意識すべき
このように、今の現代人は時間の奪い合いの上で成り立っている、と言っても過言ではありません。
電話よりメールやラインが好まれるのも、相手が何かしている所に割り込む、という行為なので敬遠されがちです。
(仕事はともかく、プライベートなら特に)
相手の時間を使わせる側(制作者)も、使う側(利用者)も。
どちらも等しく『時間の奪い合い』に参加している、という事を念頭に置いて行動すべきだと、私は考えています。
だから冒頭に書いた通り、サラリーマンが使える自由時間なんて2時間そこらな訳です。
これじゃ何が出来るんですか?と、凄く不安になります。
私はどうしても耐えられません。
だからフリーランスで仕事をしている、という側面もあります。
当ブログでも『ながら作業』のススメ等書いていますが、勤め人になれば『音楽聞きながら仕事』というのは禁じられてる所が多いですよね?
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【ながら作業はアリ?ナシ】効率的な『ながら作業』のススメ
皆さんにはこういう欲望がありませんか? 『あー時間足りない! あれもしたい、これもしたい!』 そんな時に考えるのが『二つ同時にやろう』と、ライティングしながら音楽を聴いたりしますよね。 いわゆる『作業 ...
しかし、少しでも何か他の作業をしながら効率よく結果を出したいと思うのであれば、『ながら作業』に勝てる物など存在しないと思います。
私はYoutubeの動画を観るのも、3つ同時に観たりとかガンガンやっています。
仕事の時は特にそうですし、プライベートも作家としてアイディアを得るような動画を観る時などは、そのようなスタンスで常に臨んでいます。
この話は、私のプライベートの話であって、私の価値観でしか物事を語りません。
以下クレーム等は無しでお願いします。私はこう考えている、というだけですので(^▽^;)
時間が奪われるという事を考えた場合、大変失礼かもしれませんが、作品の程度によって見るスタンスを変えるのは当然です。
(自分を含めて、観る人全員のスタンスは絶対に違う。このブログを超集中して読んでいるのか、トイレで流し読みしてるのかという話)
大作映画をお金払って映画館を観てる時に、スマホぽちぽちしてる人はいませんよね。
でもamazonでドキュメンタルを観ながら気楽に~なんて時は、流し読みします。
スマホゲームなんてその最たる例です。
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私も一つだけやっているのがありますが、まともに『よし!クリアするぞ!』ってプレイするのは1か月に3時間も無いです。
全部オートです(笑)
オートで出来ないようなゲームはしません。
(オートでも面白いゲームがあれば他もやってもいいです)
口に出して、作品の質によって態度を変えています、なんて書いたら『失礼』に見えます。
しかし、現代人は特にその傾向が強いと思います。
だから、ご飯を食べながらスマホゲームをやったり、ラインしながらご飯を食べたりと無礼な面が出てきてしまいます。
そう言った事は私はしませんが、電話しながら仕事するなんて毎日のようにやっています。
相手に一言断って、『ちょっと仕事中だからカタカタうるさいけどごめんね』と伝えてからです。
もちろんこれも相手によって態度を変えていますから、大事な取引先の時はそのような事はしません。
しかし、知人レベルであれば『電話しながら』なんて日常茶飯事です。
私もながら作業をされながら話を聞かれる事もありますが、まぁ話の内容によってすぐに手を止めて聞きますよね。お互いに。
ちょっと作業しながらでも聴けるかな?という時はそのまま聞けばいいだけの話なので。
時間の奪い合いに参加する・しないのメリハリをつける
ただ、こうした効率ばかり追い求めているとそれはそれでつまらない人間になる、というのは間違いありません。
『時間の奪い合い・奪われ合い』に参加する時は参加して、そうじゃない時は一切参加しない。
具体的に言うと、近所のスーパーでキャベツ一個100円だとして、家から30分の所には90円で売っている。
だからって90円の所には絶対行きません。
時間を奪われるだけで、30分あったら休めたり仕事で10円以上確実に稼いでいます。
これが、洋服がどう考えても1万円以上安くなる!とかなら15分かけて遠くのお店に行きます。
『スーパー間のお客の奪い合い、お客の時間(お金も時間を使った対価なので)の奪い合い』に簡単には参加しない、と私は書いている訳です。
同じように、旅行に行ってまったり贅沢に時間を使っているのに、スマホゲームの期間限定イベント、なんていう物にも絶対参加しません。
普段家で好きなだけやってる事を、なぜ旅行先で見ないといけないのか。
参加しない時は参加しない、する時は常に効率100%で時間の奪い合いに参加する。
このメリハリこそが、現代人に必要な要素かもしれません。
そして、時間の奪い合いに勝てるような質の高い物を、短い時間でより多く作れるように必死に努力をしていきたいなと私は思いました。