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【キングダム好き必見】中国史最強の武将は……あの人で決まり!

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突然ですが『キングダム』という漫画はご存知ですか?

大学時代に中国史にクッソハマってた僕にとって、キングダムはまさに『待ってました』と言わんばかりの天からの宝物です。
好きすぎて何回読んでるか分からない。

最新刊読む為なら、5000円払っても惜しくないと思える漫画はドラゴンボールかキングダムかの2択です。

キングダム関連の記事だけで、100記事くらい書ける勢いなんですけど、今回はその中でもみんなが気になってる『中国の武将で誰が一番強いのか!?』という事についてちょっと書いてみようと思います。

実はこういう本って結構売られてるんですね。

一応、私の選考基準は『タイマン』で強さも大事ですが、それ以上に『武将』としての強さを重視しています。

指揮官的な意味で、匈奴を何万人討ち取った!みたいな『飛将軍 衛青』もランキングに入れたい。
(そんな事いったら、世界の版図を一番広げた『チンギスハン』が最強じゃねぇのか説が出てきますが、まぁ中国史で知ってる範囲で書きますw)

韓信と項羽で、1位か2位にしたいくらいですが、個人的に項羽が好きなので項羽を1位にします(笑)
南宋の『岳飛』(がくひ)は、日本で正直知名度は低いですが、中国では伝説になっている人物です。
関羽より岳飛だろ!と中国人は言っているくらいですね。

 

田中芳樹先生は私が超絶リスペクトしている超天才作家様です。
失礼な言い方しますが、こんな歴史小説書いてる作家知らねーよ、と思う方がいたら昔の私です。

この人が『アルスラーン戦記』とか『銀河英雄伝説』の原作者です(笑)
SFやファンタジーだけじゃなくて、田中芳樹先生はめちゃくちゃ歴史に詳しくて、正直ドン引きしています。(誉め言葉)

『ファンタジーだけじゃなくて歴史も強いって化け物やん!!』

って感じで。

 

中国人は、常日頃からこう思っていると雑誌の記事で読んだ気がします。

『なぜ日本人は三国志だけが好きなのか。中国には南宋の岳飛がいるのに』

それくらい、岳飛はヤバい。この小説読んだら、ワクワクが止まらない。

 

そして、キングダムの武将は正直ランキングには入りません。

キングダムって当たり前なんですが、史実に基づいて書いていますよね。
漫画の都合上、秦が苦戦する場面が多いですが、あの時(漫画上で信が出てきている時)ってほぼほぼ決着してるんですよ。

 

ちょっと歴史小説読んだら『あの時代』の事が詳しく書いているんです。
どの小説読んでも、信が登場してるらへんで決着してるって話。その前の昭王の時代で終わってる。

ほぼあの時点で秦の勝ちで、他の六国が亡ぶのは時間の問題。
『六大将軍』の時代に『白起』が活躍しますが、あの時代でランキングに入るとしたら『楽毅』か『白起』くらいじゃないですかね?

だから、キングダムの武将の前の時代の方がまだ凄い人物が沢山います。

凄い武将が中国史には多すぎる。

 

私的なランキングなのでご了承下さいませ。

 

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1位 項羽

私の中で、1位は項羽です。

項羽は秦が統一した直後に出てきた武将です。時代的にキングダムと少し被ってます。
項羽が暴れた時、信は生きているはずです。(漫画的な意味で)

だから、超ワンチャンで始皇帝となった政に謀反をする側として、項羽VS老将の信みたいな描写があるかもしれません。

項羽という武将が、日本で馴染みがあるのは歴史漫画の大一人者 横山光輝先生の『項羽と劉邦』でしょう。
同先生作の三国志とはまた違って、項羽と劉邦という二人の英雄の話なので、項羽の武勇話がとにかく沢山出てきます。

キングダムの時代、秦が楚に攻め入った時、それを迎え撃った唯一の将軍は『楚の項燕』という将軍です。

項燕将軍は、漫画の『キングダム』の最後の戦いあたりに持ってこられる、李牧よりヤバく描かれる『隠し玉』ですね。
すでに名前は出ていますし、漫画でも『東の大将軍』と呼ばれて、少し名前が出てきます。

史実を読めばわかりますが、今無双してる信が、多分フルボッコにされる描写が描かれます。
秦軍20万人を打ち破った、と書いてます。

その項燕の孫が、項羽です。

どれくらい強いのかって、タイマンじゃ敵なし。
三国志最強の武将『呂布』より確実に強い、ってみんな書いていますね。私もそう思います。

『項羽と劉邦』という話は、劉邦の漢と、項羽の楚の戦いです。
つまり、二国の戦いの描写です。

その両陣営に凄い武将が全部集まっている訳です。

キングダムで例えるなら『戦国七雄』の七か国じゃなくて、漢と楚の2大大国だけが存在している状況です。
って事は、単純に考えて 二国に集まる武将>>七国に集まる武将 となりますよね。

キングダムでもう一度例えるなら

『秦、趙、韓、魏』VS『楚、斉、燕』

こういう図式な訳です。
2か国に優秀な武将が集約されているのに、それらを相手に無双しまくるのが項羽という武将。

劉邦の56万の大群相手に、3万で挑んでフルボッコにしたのが項羽です。
その時、相手には漢の天才武将『韓信』や、内政を充実させて兵糧補給を途絶えさせなかった『蕭何』や、天才軍師の『張良』がいました。

漢の三英傑。

この3人がどれだけヤバいのか。
特に韓信は、めちゃくちゃ強いです。国士無双(国に二人といない人物)の語源となった天才武将です。

韓信がどれだけ凄いかって、兵数が負けてる状況で常に勝つんです。
キングダムの時代みたいな、勝敗が決している状況で『天下の大将軍になる!』っていう時代背景じゃなくて、楚が圧倒的に強い状況でそれでも打ち破るのが韓信という武将。

で、その韓信が戦っても、直接的に項羽を討ち取れなかった。

キングダムで例えたら、って例えられないです。
(キングダムの時代には、韓信に匹敵する人物がいない為。しいて言えば王翦ですが、それでも韓信には絶対勝てない)

それでも例えるなら

項羽 VS 信、李牧、王翦、昌平君、蒙武etc…

で、項羽がずっと勝っていた。

『お前話盛ってるだろ!』と思う方もいるかもしれませんが、そういう方の為に横山光輝先生の『項羽と劉邦』という漫画があるので、読んでみたら分かります。
ちなみに、私は三国志から歴史好きになったのですが、項羽を知るまでは『呂布強い(*´▽`*)』とにわかをかましてた人間です。

それが、知れば知るほど『項羽一択じゃね?』と感じました。

唯一負けたのが最後の戦い『垓下の戦い』です。

その時も、わずか8000人で120万の劉邦軍にと戦うし、武将8人同時に相手にしたり、やってる事がめちゃくちゃすぎる。
最後に負けたのは、今でも残る故事成語の『四面楚歌』です。

項羽軍が寝てる時、周りの山々から楚の国の歌が聞こえてくる。
劉邦軍が兵士に歌わせたんですね。楚の兵士はホームシックになったのと同時に、大群相手に勝てるわけがないとみんな楚の陣を抜け出した投降しました。
その結果、残ったのが28人。

最後に項羽はこう言いました。
※『項羽と劉邦』より引用

最後に、28人で3回、120万の大軍に突っ込んでいって亡くなったのがたった二人。
たった二人です。

周りの精鋭どれだけ強いんだ!?って話。
最後は自害して終わるのですが、項羽の強さは人外だったのは間違いないでしょう。

 

2位以下

中国史は凄い武将が沢山いすぎて、順番なんてつけられません。

※引用 中公文庫 中国武将列伝 著『田中芳樹』

田中芳樹先生が選んだ、『私選中国歴代名将100人』です。

これくらい凄い人たちがいます。
ちゃんとキングダムの李牧もいます。

 

ただ、私が強い!と思う武将だけ書きます。
(順不同)

・呂布
・李靖
・岳飛
・韓信
・白起
・楊大眼
・韓世忠

なぜ強いのかを書いたら、長くなるので割愛させて頂きます。
(ただ項羽の凄さを書きたかっただけなので)

こちらのたろすけさんのブログの方も凄く参考になりました。

キングダム好きな方は、これを機会に中国史にハマってみるのもいいかと思います。

 

 

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