あなたは『ドンマイ!』の本当の意味と正しい使い方をご存知でしょうか?
あなたも失敗して落ち込んでる友達に対して「気にしなくても大丈夫だよ」という意味で「ドンマイ!」という言葉をかけてあげたことはありませんか?
スポーツなどの映画でも聞くフレーズでもありますね。
ドンマイとは英語の「Don’t mind.」から来ている言葉だということは多くの人が知っていることだと思います。
しかしこの「ドンマイ」は和製英語であり、海外で「Don’t mind.」と相手に声をかけても全く通用しませんし、ほぼ使わない言い回しなのです。
英語圏の人からすると、ドンマイの正しい意味は「気にしないで」ではなく、「(私は)気にしていません」「疑問も感じていません。」になります。
(ちなみにその場合は“Don’t mind me.”という言い回しになります。)
相手にかける言葉としてはニュアンスが全く違ってしまいますよね。
海外で、落ち込んでる相手を励まそうと思って笑顔で「Don’t mind!」と言っても相手は「ん???」となってしまうでしょう。
では失敗して落ち込んでる人に対しては英語で何と言えば良いのでしょうか?
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外国人に向けての正しいドンマイの伝え方とは?
英語で伝えたい場合は以下のようになります。
・Don’t worry about it.
「気にすることはないよ」の意味としてはこれが一番多く使われています。
他にも“Never mind.”という言い回しがありますが、これは「気にしないでほしい」「何でもないから忘れて欲しい」といったニュアンスが含まれているので、気にしなくて大丈夫だよという意味。
ドンマイの置き換え言葉としてはちょっと違いますね。
同じ「気にするな」でも使うフレーズによっては微妙に含まれる意味が変わります。
“Don’t worry about it.”も“Never mind.”も海外では日常的によく使われるフレーズなので、しっかりとニュアンスも理解した上で正しく使いたいですね。
海外では通じない和製英語はこんなにある!
「ドンマイ」のように、日本で作られた英語のような言葉(和製英語)はまだまだたくさんあります。
外国の人に使って「あれ?全然通じないな…」と思った経験のある人は多いのではないでしょうか?
・スキンシップ
外国の人はスキンシップを大切にしている、なんてイメージもありますからつい海外でもスキンシップという言葉を使った人もいるのではないでしょうか?
英語の辞書を調べてみるとスキンシップという言葉はいっさい出てきません。
日本語のスキンシップと同じ意味の言葉といえば“Physical contact”(フィジカルコンタクト)でしょうか?
直訳すると『体の接触』ですが、きちんと日本語のスキンシップと同じ意味合いが込められています。
・クレーム
日本ではよく文句を言うことをクレームと言いますが、実はこれも和製英語。日本でしか通じない言葉です。
英語では“Conplaint”(コンプレイン)となります。
・サラリーマン
自分の職業を英語で紹介する時、サラリーマンという言葉が全く通じなくて困った!なんて人も多いかと思います。
サラリーマン(会社員)と同じ意味合いの英語は
“businessman”
“office worker”
“white collar worker”
になりますね。
ちなみに“white collar worker”は白いワイシャツの襟の色からきているそうです。
海外旅行や仕事や留学など、外国に行って誰とでも英語で話したい!かっこよく英語を話したい!という人は、日本製のカタカナ英語をきちんと英語にしなければ相手に伝わりません。
正しい意味と正しい使い方をマスターして、ネイティブにも通じる英語を話せるようになりたいものですね。