ゴリラといえばとっても屈強なイメージ。
オスの体長は170~180センチメートルで体重は150~180キログラム。
握力はなんと500キログラム!
こんな怪力な生き物にも、意外な弱点があるのはご存知ですか?
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ゴリラはメンタルが弱い?
それはメンタルが非常に弱く、ストレスで下痢になってしまうということ。
ゴリラは地域や種族によって多少は異なりますが、基本的には群れをなして生活する動物です。
オス1頭に対してメスが複数、または複数のオスとメスが混じった群れが存在します。
ゴリラは群れ同士の縄張り意識も強く、特にリーダー格のゴリラは仲間やメス、子供たちを守るために常に外敵を警戒しています。
まさにジャングルの王様と呼ぶのにふさわしい、凛々しいイメージのあるゴリラ。
メンタルが弱いなんて信じられませんよね?
ゴリラは哺乳類の中でも知能が特に高く、人間と似ている共通点がいくつかあります。
その中の一つがゴリラの心…つまりメンタルです。
知能が高いからこそ、さまざまなことでストレスを感じてしまうのです。
他の動物と比べて警戒心も強いですし、ストレスから神経系の下痢になったり、心臓の負担から死んでしまうこともあるそうですよ。
実は動物園にいる檻の中のゴリラも、周りから見られているだけで相当なストレスになっているのです。
そのため、ストレスを解消するために檻の中にはさまざまな遊具があったり食べ物が置かれているのです。
動物園でゴリラを見かけた時は、大きな声を出したり刺激をせずに、静かに見守ってあげて下さいね。
ゴリラはみんなB型?芸をしないのはプライドが高いから!同性愛も!?
ゴリラは人間に近い霊長類で知能も高く、心の中も我々人間と似ているお豆腐メンタル的な部分があり、とても親しみがあります。
また、ゴリラも人間と同じように血液型というものがありますが、実はみんなB型だということに驚きです。
かといってB型=自己中でマイペース?ということではなく、ゴリラの性格はどちらかというと温和で繊細、臆病なのだそうです。
他にも、昔はゴリラよりもチンパンジーの方が頭が良いから色々な芸を覚えると考えられていましたが、最近ではゴリラにはプライドがあります。
だからこそ人間が教える芸など絶対にやらないのだということがわかってきました。
やはりゴリラって人間と似ている部分がとても多いですね。
一番驚くのはオスの同性愛者が多いということでしょうか?
ゴリラの群れは基本的にリーダー格中心のハーレムです。
群れから外れた寂しいオス同士が身を寄せ合って、いつの間にかそういった関係になってしまうのでしょう。
力が強いオスがオス役(攻め)、力が弱いオスがメス役(受け)になるそうですよ。
実はゴリラだけではなく、自然界では同性愛行為が確認されています。
小さなハエなどの昆虫にも同性愛行為が確認されているというのですから面白いですよね。
サバンナではゾウやキリンも同性同士の関係を深めているようです。
特にキリンは、交尾の90%がオス同士によるものだということに驚きです。
これは、繁殖期にメスを争って喧嘩がエキサイトした結果、いつの間にか交尾に至ってしまうのだとか…。
…話はそれましたが。
ゴリラ社会以外でも、自然界ではオス同士がカップルになることはそう珍しいことではないのですね。
知られざるゴリラの世界をいくつか紹介しましたが、最後に一つ。
手話で人間とコミュニケーションをとったココというゴリラの話をします。
ココはなんと2000語の単語を理解し、彼女を研究するパターソン博士とさまざまな会話をしました。
手話で「歯が痛い」と訴え虫歯の治療をしたことも有名です。
ココは猫の絵本をとても気に入り、猫を飼いたいと博士にねだったそうです。
そして子猫のボールをペットとして飼っていましたが、ある日ボールは車にひかれて死んでしまったんですね。
博士からそれを伝えられると、ココはなんとボールの死を理解し「悲しい」と伝えたのです。
さらに死についてココが話した内容は世界でも注目を集めました。
博士の「ゴリラは死ぬとどこに行くのか?」
という問いかけに対して、ココはこう答えました。
「Comfortable hole bye」(苦労のない穴にさようなら)
ゴリラの死生観はとても深いですよね。
私たち人間が考えている以上に、ゴリラは人間に近い存在なのかもしれません。