大好きな水曜日のダウンタウン。
先日の放送で、令和を当てるまで部屋から出られないというとんでも企画を成し遂げました。
めちゃくちゃ面白くて、ツイッターのトレンドにも載っていましたね。
演者のななまがりさんも面白いのはさることながら、過酷な状況下でもケンカもせずに進める精神力。
そして企画を考えたらスタッフが凄い。
おそらく有名な藤井健太郎さんが考えた…のでしょうか。
ヒント竹は「過去の元号一覧」でしたよ。
— 藤井健太郎 (@kentaro_fujii) 2019年5月8日
批判を受けそうな部分（目隠し連行）をしっかりとコンプライアンス回避し、笑いに変えるあたりが水曜日の凄いところ。
いやぁ……
久しぶりにテレビを夢中で見た、って感じになりました。
なぜこの『元号当てクイズ』が面白かったのか？
考えてみることに価値があると思うので、真剣に考えてみる。
目次
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令和元号当てクイズが面白かった理由
色々な要素が絡み合って、その面白さ構成されているのではないか。
ということで書き出してみます。
『一生に一回あるかないかのレア度』
当たり前ですが、レアな会だとタイトルを見たら分かる。
天皇陛下が御崩御された場合、国中が喪に服した状態になりますね。
この企画をやったら場合によっては不謹慎だ！となったかもしれない。
しかし、今回は生前退位という事も功を奏したのか、国中が令和歓迎ムード。
そのような背景もあって、視聴者の頭には『この企画はマジか！？』という意識が埋め込まれていたと思います。
『絶妙なミステリー要素』
電波少年的な演出になった会ですが、ディレクターの藤井健太郎さん自身が電波少年がお好きだった。
このような企画をいつかやりたいと思っていて、秘蔵のネタを全部出してきた可能性は高い。
あの電球が絶妙に点灯するという仕掛けが凄い。
一気にミステリー要素が強くなって見ごたえが増しました。
『ななまがりは早く気づけ！！』とダウンタウンさんも応援していたように、視聴者も一緒に応援できる仕組みを『見える化』したことが企画の成功だった気がします。
『人選が最高だった』
漢字を知らないコンビではなく、まさに番組内で説明していた通り『漢字を知ってそうなコンビ』が必要だったこと。
スマホも辞書もない状態で、自分たちの力で漢字を導き出してる様子が素晴らしいと思えました。
『起承転結を見せる編集力』
約100時間の耐久撮影となったわけですが、面白い部分を抜く力が格段に凄い。
あの1時間の尺、もっというと45分の尺の中にまとめるって相当な力があるってことですよね。
番組内に含まれていたのは『緊張感』『達成感』『感動』『ほのぼの』『人間味』などというワード。
上手く融合させ、魅せる演出にまとめてきたのは物凄く見習うべき点があると感じました。
年号を答えていくが詰まる要素をしっかりと見せる『承』
そこにヒントが登場して話が一気に進む『転』
感動を視聴者に与えるハッピーエンドで終わった『結』
綺麗にまとまっていたのが素晴らしいですね。
水曜日のダウンタウンになぜ驚かされることが多いのか
現代のYoutuberはこぞって企画をなぞっていることが多い。
特に『～～の説』というのは、人にチャレンジ企画を説明する際に分かりやすく見せるフレーズのようになっている。
驚かされる原因は、圧倒的な企画力…ですが、重箱の隅をつつくような企画も多いです。
灯台下暗しのような説がありながらも、たまに今回のような大型の企画を入れて来る。
『坂の上からオレンジが転がって着たら拾わない人などいない説』などは『あ～！』と思ってしまいますね。
メリハリがついた番組編成なんだな、と毎回驚かされます。
SNSで拡散されやすいのはきっと『日常の気になる』ところにスポットを充てているから共有しやすい、というのがあるのかもしれません。
これからも楽しんで見ていきたいなと思いました。
そしてななまがりさんは本当に良いコンビだなと。
来週も楽しみにしようっと。
