世の中、天才って呼ばれる人種は間違いなくいますよね。
天才じゃなくても、『この人センス半端ない…』みたいな。
自分が10時間かかる事を、違う人は3時間で終わらせる。
こんなことが平気であるのが世の中です。
ふと思ったんですよ。
時間の概念で人と比べるのはやめた方がいいと、僕はもう一度思ったんです。
もう少し具体的に言うと、例えば『プログラム』を学ぼうとしましょう。
まさにこのワードプレスブログのような、CSSとかスタイルシートとか。
プログラムでもなんでもない、ただのソースコードです。
僕は理系大学出身なのですが、プログラム系の事に関しては中学生からPCイジって、もう20年近くなってるのに全く上達しません。
脳ミソが死んでる、とまで最近悟るようになりました。
最近、もうこの手法を使い始めました。
『出来る人にお願いする』
これ以外に選択肢は無い。
そんな『時間』と『才能』についての雑文です。
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努力と才能と時間は全く比例しない
努力と才能と時間は、絶対に比例しない。
最近、こんな相談を受けたんです。
『私もブログ作りたいです。どうやったらいいですか?』
この質問に対して、まぁテンプレート通りこういう回答をします。
・無料?有料?ちょっとはお金出せる?
・ワードプレスって知ってる?
・記事書いたことある?
・タイピングどれくらい打てる?
・続ける自信がそもそもある?1か月で辞める人が95%だけど。
ざっくりですけど、相談受けたらこれくらいは誰でも聞くと思います。
で、その人が出した結論は『文章は書けます、後は全く分からないです』とのこと。
私が言いたいのは、『全く分からない』ってどこからどのレベルですか?
例えば僕の話をしますが、僕はプログラムなんてわからないと言いましたが、HTMLのタグくらいは中学生から打ってました。
こんなもん、なんの自慢にもならない話です。
しかし、全くHTMLのソースコードについて知らない人間より、それなりに思春期にHP作成をしていた人間が同じなのか??
その答えは違います。
全く違う、と断言します。
超適当に言いますが、その人と私ではおそらく50時間~100時間くらいの差が生まれてるはず。
CSSってなに?
JAVAってなに?GABAのチョコレート?
という人と、詳しく無くても構造を知ってる人間とでは『ヨーイドン』の段階で負けてるって話。
物事を習得するのに時間の概念は必要ない
ヨーイドンで負けた。
だから、自分には何も出来ないんだ……。
ってそうじゃない。
分からないまま今まで来てしまったのはしょうがないのですから、切り替えてとっととやるってことです。
すっごく当たり前のことを先ほどから書いてるんですけど、認識すべきポイントがあると思うんです。
『世の中は、『人間の個体差によって習得スピードが違う』説で成り立っている』ってこと。
こんなクッソ当たり前の事だけど、僕はもう一度再認識しました。
私が今からピアノを習うとしましょう。
楽譜なんてもちろん読めません。リコーダーしか吹けません。
そのリコーダーすら、小学校3年生の時に好きだった担任の先生に褒められたという不純な動機で習得した物です。
じゃあ、品の良さそうな化粧品売り場のお姉さんと僕で、1か月でなんか一曲を完璧に弾く、みたいなレースをしたとして。
賭け率は僕が100倍で、お姉さん1.1倍でしょ。
これはそのお姉さんが『楽譜が読めて昔ピアノやっていた……』という、見えない条件が前提の話ですが、つまりこういう事だと思う。
ただ、これが1年間だったら……。
お察しの通り、僕が思いっきり楽譜を読めたり、スタッカートとかクレッシェンドみたいな記号を読める可能性があります。
そうです。
『時間の概念でゴールがどこなのか指定されていない限り、死ぬまでというゴールになる』
って事は、僕が品の良いお姉さんにピアノで勝てる可能性も十分ある。
タイピングとかで指使いは普通の人より早いでしょうし、より勝率が上がりますよね。
あの人はわずか1か月でピアノを完全に習得した!!
たった3か月10記事で、20万アクセスのブログを作った!!
わずか半年でYoutubeで人気動画投稿者になった!!!
どうでもいい。
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センスとか環境とか関わってくるから見えづらくなる
僕は、僕よりもずっと浅い歴で、小説家になった人も沢山知っています。
本当にセンスの塊だ、と思う人もいれば『最初は稚拙だったのに途中から伸びが凄い(努力した)』という人も。
そんな人を見てると、やっぱり人と比べる事って良くないんだ、と思う。
作家同士の話でも、『時間』の概念に捉われてる人って少ない気がする。
クリエイティブ寄りなのもあって『他人に興味』が凄くある、っていう人たちではない。
1回も『俺はすぐにプロ作家になったからな!!!』みたいなドヤり方をされたはありません。
リスペクトの精神というのか、『いい作品書いてるから頑張って欲しい』みたいな、穏やかな感じです。
そもそも、第一線を張っているプロ作家の方自体が凄くそういう人が多いですよね。
『人生経験を沢山積んで、少しでも濃い内容を読者に届けるようにしよう』
と、多くの優れたプロ作家がおっしゃっています。
だから、作家は何歳からでも出来る仕事、なんて言われてる訳です。
私たちの社会生活では劣等感を煽って、購買させたりなんかさせたりみたいな事が頻繁に行われています。
スマホのゲームもそうだし、副業系の話もそう。
やれガチャの新キャラが強い、持ってないとダメだとか。
俺は年収3000万だ!お前も稼ぎたいだろう!とか。
その度に『自分はダメなんだ……っ!!』と、見えない価値観を押し付けられて買わされたりするわけだ。
なんかこれ以上の話は余計精神論になってくるので、ここら辺でやめますけど(笑)
よほどの人間じゃない限り、大体のことをこなすのは『時間をかけた努力』でなんとかなるっしょ?
なんで今日明日で人生を激変させないといけない、みたいな風潮があったりするんでしょ。
3日でプログラミングが分かる本を読んでて、凄く疑問しか浮かばなかったからこの話を書きました。
で、気づいた。
『あれ!? 俺、別に3日でプログラミング覚えないと死ぬわけじゃなくね!?』
って。
そもそも日常的にプログラムというか、CSSとかイジってるのに構造が理解できないってもう無理なんだって。
餅は餅屋に頼むべきなんだから、こんな時の為のお金じゃあないでしょうか。
3日でプログラムが分かるのは、方向音痴の僕じゃないはずだ。
もっと頭のいい人達に任せます。
人は人、自分は自分でもっと楽に生きたいなと思う話で終わります。