地球上に生息する最強の動物は何か?
と聞かれたら、あなたはなんて答えますか??
大体の人は百獣の王ライオンやトラなどの肉食動物や、大きな身体を持つゾウなどを想像するのではないでしょうか?
実は地上でもっとも強い生物はカバなのです。
カバといえば穏やかでのんびりとした草食動物、というイメージがありますよね?
ですが意外にも、カバはそのおとなしそうな外見からは想像つかないほどのとてつもないパワーを持ち合わせています。
目次
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カバはこんなに恐ろしい動物だった!
体長はおよそ4メートル前後あり、身体のほとんどが筋肉に覆われています。
体重はなんと2トン前後。
これは陸上生物としてもっとも重いゾウの次に重たいということになりますね。
そして、カバの特徴といえば大きく開く口です。
口は150度まで開くことができ、またこれを支える筋肉も非常に発達しています。
あごの力はとんでもなく強く、1トンの力があるといわれています。
一度噛まれたらひとたまりもありませんね。
しかも40センチほどの牙が生えていますから、大怪我は間違いありません。
噛み付かれた場所が悪ければ命を落としてしまうことも…。
おとなしそうなカバは攻撃的だった
カバは縄張り意識が非常に強く、別の種族の生物だけではなく、同種であるカバ、そして人間にまで襲い掛かる攻撃性を持っています。
「え?カバって動きも遅そうだし、全力で逃げ切れば余裕じゃない?」
と思う人もいるでしょう。
見た目とは違い、カバの瞬発力は強烈です。
想像以上のスピードでいきなり飛び掛ってくることもあるのです。
実際、アフリカでは年間でカバに殺されたり怪我をする人間の数は1000人以上。
ワニや蛇などといった他の危険な動物に殺される数よりも多いのです。
おとなしくてかわいいな…と思って、うっかりカバの縄張りに入ってしまわないように注意が必要ですね。
カバは足が短いのに早く走れるの?
おっとりしている外見で、動きものんびりしているイメージがありますが、実際には最高時速40キロメートル以上で走ることが出来ます。
人間の平均速度は37キロメートルですから、全力で逃げても追いつかれてしまう可能性があります。
ただ、持続力は乏しく長距離を走ることは苦手なようですか。
いつカバに追いかけられても大丈夫なように、しっかりと長距離を走れるように普段から身体を鍛えておくことは大切かもしれません(笑)
カバは水中戦にも有利!
カバは川の王者とも呼ばれています。
陸上だけではなく、水中での戦いにもカバは力を発揮します。
鼻孔や耳を自在に開閉することがが出来るので、水中である程度自由に活動することが出来るのです。
それにより、なんと約5分間も潜水が可能だといわれています。
また、川の中でも縄張りはもちろん強く、そこに侵入するものがたとえワニであっても突進して突き飛ばし、へヴィー級の体重で思いっきり踏みつけます。
もし水中でカバに襲われることがあったら…と考えるだけでも恐ろしいですね。
なぜカバはこんなに縄張り意識が強いのか?
それにしてもどうしてここまで縄張りに執着するのでしょう?
縄張りを必死で守ろうとするのは、家族や子供を守るためなのです。
カバはもともと臆病な性格だとも言われていますが、縄張りを奪われてしまえば子孫を残せないばかりか、子どもを殺されてしまうことだってあります。
だからこそ、大事な自分の家族や子どもを守るために一生懸命縄張りを守って戦っているのですね。
まとめ カバは大人しいだけではない!
これらもデータをまとめると、世界最強生物はカバと言ってもおかしくはありませんね。
動物園からもしもカバが脱走したら大パニックになります。
すぐに攻撃をしてくる上に、動きもものすごく早いです。
万が一脱走しているカバを見かけたら急いで逃げて下さいね。