漫画のドラゴン桜、ありますよね。
僕がリアルで受験でひぃひぃ言っていた時に連載が開始されました。
後3年、読むのが早かったら今頃は……。
『もっと早くこれに気づいていたら……』
っていう後悔の念と共に、こんなことを想う。
『大学在学中にドラマ化とかして話題になってたのに、一切取り入れなかったのは俺じゃん』
そうなんです。
大学在学中でも読めて、そこから学べる事が沢山あったのに、読まなかったのは紛れもなく自分のせい。
だから、大学在学中の『アンテナ』の張り方が超弱かったという訳ですね。
で、大人になった今読む。もうめちゃくちゃ凄い。
凄すぎておしっこ漏らしちゃうレベルです。
だから、今さら当たり前のことを当たり前に書きたくなったので書きます。
勝手な自分の理論を述べているだけなので、参考にはしないでくださいね。
『ドラゴン桜を読めば人生大体上手く行く説』
目次
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30歳過ぎたおっさんがドラゴン桜に刺さってる理由
ドラゴン桜を代表する、象徴的なシーンがあります。
それは『なぜ東大でも理科一類を狙うべきなのか?』という話。
超要約しますが、東大で求められるのは浅く広く、という知識である。
古文とか漢文とか、理系の学生は弱いからそこをかっさらえば物理とか多少弱くても受かるぞお前!
という理論。
僕は三流の私大理系卒なので、説得力も何もありません。
ただ、一つ受験で浪人までかまして英語の偏差値を40→65まで伸ばした経験があります。
※証拠画像付き
そんな僕が、今になってグサグサ刺さるのが『孫子の兵法』だという事です。
『敵を知り、我を知れば百戦して危うからず』
話を一度逸らしますが、なぜ僕らはゲームする時。
特にモンスターハンターとかスト5とか、アクションゲームをする時に、こういう論理になってるんですか?
『あの敵はこの氷の装備でいったら、ダメージが10%軽減される』
(相手のこと)
『こっちの弱攻撃をガードさせたら、2Fこっちに有利な時間が出来るから、そこから中段下段の択を迫れる』
(自分のこと)
こんなこと、当たり前のようにやってますよね。
昨今スマホゲームが流行ってる訳で、みんなして『ガチャの排出率は!?』とか『爆絶のクエストで誰を連れていけば楽になるのか?』とか『ステージのギミックは?』みたいな情報が飛び交っている。
な ぜ
ゲームは分析出来て、それ以外は一切分析出来ないのか
これこそがドラゴン桜から学ぶべきもの。
社会に潜む、最高の真理だと思うのです。
敵も知らないのにみんな戦いすぎ
世の中のほとんどの人は、何と戦ってるのかマジで訳が分かりません。
あのですね、ドラゴン桜で書いている通りなんですけど……。
バカが人生を変える為には、東大に入るしかない
↓
東大のプラチナ行きのチケットが欲しいか?
↓
じゃあ、入りやすい理科一類に行け
これがあの漫画の根本にありますよね?
で、実生活の大人たちに話を戻します。
特に、こうやって悩んでいる人に向けて……というのはないんですけど、お金がない人としましょう。
あなたもお金がない、すぐに稼がないと、と思ってください。
お金ない人にとって、仕事してお金稼がないとダメですよね?
金額は、いくら必要なのか?
どれくらいの期間で必要なのか?
また貧困な事態に直面するのか?
そもそも、自分に何が出来るのか?
様々な要因の上で、何をすべきか決める訳だ。
これが例えば、一度も現場仕事をしたこと無い人間が『昼はサラリーマンで夜は現場工事』なんてことが出来るのかって話に繋がります。
で、私が思う一番大事だと思う事なんですけど…。
『これは個人によって全く状況が違う』わけですよね?
私が欲しいお金の金額と、あなたが欲しい金額が違うわけです。
っていう事は、そもそも私とあなたの状況が違うわけだから、同じ仕事をしてお金を稼ぐなんてあり得ないわけですよ。
な・の・に
『在宅ワークで月収100万、スマホぽちぽちで稼げます!!』
みたいな半分詐欺が無くならわないわけって、そういう事だろ?
そりゃ金額は大きければ大きいだけいい。
でも、1000万稼げるとなったら急に『嘘くせー』って人はなる。
だから落としどころとして、100万くらいが丁度いいってわけだ。
本当は月に10万だけ上乗せ出来ればいい、ってだけの話なのに、なんか脳死したまま『100万ほしー』ってなってるわけ。
人生において、何を目標にしてるのか全員違うのに。
戦っている相手が明確なのかそうじゃないのか分かってない人が多い。
そして、目標をすぐに見失うように踊らされてる。
これを再確認させてくれたドラゴン桜は素晴らしいと思う。
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プロ作家にも言われた衝撃の一言
オンライン作家として、私『一太』は活動をしています。
しかし、公募からデビューされたプロ作家様にこんなことを言われた事があります。
※要約
プラットフォームがネット、っていう簡単な場所だから、みんな応募する。
だけどそれって凄く母体数が大きいわけで、2万とか3万とか作品が集まる。
実は公募なんて200作品しか集まらんかったりするわけ。
その内、まともに構成が出来ているのが50作品くらいなもん。
って事は、50回応募すれば1回受かる計算ちゃうんか?
みんなネットで簡単にできるからって、敬遠しすぎだと思う。
公募の方がちゃんと取り扱ってくれるし、選評も貰えるし、絶対ええで。
ドラゴン桜の話と、全く同じ。
僕は最初に聞いた時に、ハンマーで頭ぶん殴られたような感じになりました。
『あれ? 俺なんでコンテストに応募してるんだっけ?』
って考えて、すぐに出た結論が『プロ作家になりたいから』という意味の分からない理由。
しかもこのプロ作家の定義、それは『出版した人』だと位置づけているわけだ。
売れたか売れてないかは関係無くて、ただ出版したらいい、みたいなのが自分の理論。
これが合ってるか間違ってるかで言えば、半分正解だとは思う。
しかし、その後の作家生活とかまるきし考えてないし、そもそも意味の分からない理論ですよ。
ドラゴン桜でも書かれていましたが、東大に入った後はてめぇで考えろ!と桜木先生が言ってました。
同じで、プロになったからお前その後どうすんの?と聞かれたら、私は答えに窮したわけです。
で、得た結論が『……SNS全盛期の今、発信力のない人間なんて存在価値がないな』という風に切り替わった。
だから、作家活動をしながら、今こうしてブログを書いている。
ドラゴン桜の魅力は論理の裏付け
世の中の全ては計算されて、ちゃんと動いています。
街を走る車に対する赤信号もそうだし、電車もそう。
普通に乗ってるだけだったら『そろそろ電車来るかなー』みたいな曖昧なノリだったりしますよね。
でも、1時間に何本来るかは路線の状況を考えて、偉い人がちゃんと計算している訳だ。
それに対して意識しないと気づかないレベルにまで持って行ってるというのは、まさにプロ。
僕が同じことをやろうと思ったら、人生設計すらガバガバ。
戦う相手すらガバガバ。
ただ夢を求めて生きているクソみたいな30代、なんて設定としては最高のクズです。
ドラゴン桜は、受験勉強に対する論理の裏付けが徹底されている。
(それが間違ってるとか間違ってないは個人の主観だと思う)
当時ドラゴン桜の編集担当だった『佐渡島庸平』さんは、『六本木ホリエモン祭り』の講演会を拝聴した際に見かけたことがあります。
凄くオーラがある方で、灘高校出身で東大卒。
ワクワクする事がしたいという事で、クリエイターを応援する会社『コルク』を立ち上げた凄い人ですな。
こちらの日経スタイルの記事が素晴らしかったです。
当時の受験戦争をやり遂げてきた佐渡島庸平さんだからこそ説得力のある漫画。
それがドラゴン桜の受験理論です。
ちなみに、超大事な事で『教科書ちゃんと読め』とおっしゃってるのが感慨深い。
教科書読んだら、お前らも東大いけっから!というようなニュアンスで聞こえました。
じゃあ、僕は学生時代に教科書を何度も何度も読んだかって?
読むわけねーじゃん。
国語と英語だけしか何度も読んでないです。
数学とか開かずに、デスノートのポテトチップステレビのように。
窓際の消火栓の影で当時珍しいポータブルテレビを持ち込んでテレビ観てたっつーの。
まとめ ドラゴン桜を読めば人生大体上手く行く説
話が長くなりましたが、僕がドラゴン桜を読んで学んだことはこれです。
自分に向けて書きます。
ちゃんと勝てるように相手の事を徹底的に調べろ。
頭の良い人間は、知らないふりしてお前の事を誘惑するようなシステムを沢山作ってる。
しかし、それに対する受け手側(自分)が無知蒙昧だと、すぐに引っかかって目標見失うぞ。
戦う相手の事も分からないのに、イキって金が欲しい、名誉が欲しいとかいうもんじゃないぞ。
世の中結果を出した人間だけが発言権があるんだから、それを知らずにヤフー知恵袋とかの訳の分からない場所で戯言書くような人間になるなよ。
ってこと。
さ、もう一度読もう……。
三田 紀房さんの漫画は人生に役立つものばかりだ……。
インベスターZももう一度読み直そう……。