30歳を過ぎると健康診断や人間ドックなどでバリウム検査をする人も多いのではないでしょうか?
バリウム検査は、実は日本で開発された検査方法です。
実はがん発見率も低く、放射線被爆による体内被曝の問題も大きいので、米国では絶対にやらない検査です。
発がん性だけではなく、不快感や嘔吐に腸閉塞や腹膜炎、アナフィラキシーショックなど重い副作用も多いバリウム。
実は、このバリウムが誤って肺に入ってしまうと死んでしまうという恐ろしい噂があります。
本当なのでしょうか?
噂とされている事について、調べているので100%正しい事を保証しているわけではありません。
そこをご注意して読んで頂けると幸いです。
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バリウムはしっかり飲むべし!
バリウムは、水分が失われると固まる性質を持っています。
飲み込む際にスムーズに胃や腸に流れてくれれば問題ないのですが、むせて肺の気管に入ってしまっては大変です!
最悪の場合、肺の内部で固まってしまいそのまま窒息死してしまうことも…。
大抵はもし気管に入ってしまっても、咳き込んだ際に正しい管へと戻りますが、お年寄りなど咳き込む力が衰えている方は要注意です。
デメリットの多いバリウムを健康診断などで飲むのは何故?
胃や腸などの内臓物で袋状、管状になっているものはレントゲンでは造影することができません。
そのため、X線を通さないバリウムを飲んで影を作り、擬似的に造影させる必要があるんですね。
ですが、このバリウム検査は時代遅れだと言われています。
お医者さんですらもバリウム検査はせず、内視鏡(胃カメラ)検査の方が知ることのできる情報は多いとされています。
それにも関わらず、何故いまだにバリウム検査が一般的になっているのでしょうか?
それはバリウム検査がなくなってしまえば、バリウム検査を仕事とする人たちの仕事がなくなってしまうからです。
X線装置に検診車など検査をする設備には多くの費用がかかり、レントゲン技師にバリウムを製造する製薬会社などの多くの既得権益が絡んでいます。
時代遅れの検査だからといって、すぐに廃止することはできないのですね。
実際にバリウム検査をするとどれくらいの被爆量があるの?
バリウムを飲んだ人ならわかると思いますが、検査中に「息を止めてください」とアナウンスされた後にカシャ!と撮影音が聞こえてきます。
この撮影音がする時だけ、放射線が照射されていると思っている人が多いようですが、それは大きな間違いです。
検査の間は、常に放射線を放射し続け適切なタイミングを見計らって撮影します。
ですから被爆量も驚くほど多くなってしまうのです。
たった一回の検査で発がんするという訳ではありませんが、毎年バリウムの検査を受け続けることで放射線被爆量が蓄積されます。
放射線によりDNAが傷つき、発がんの一因になってしまう可能性がありますね。
ちなみに一回のバリウム検査で受ける被爆量について。
大きなフィルムで撮影する直接撮影では15~25mSy、小さなフィルクで撮影する検診車の間接撮影では20~30mSyとなり、なんとこれは胸部のレントゲン検査のおよそ150~300倍にもなります。
せっかく健康に気を遣って健康診断をしても、逆に体に悪いことをしているということです。
これだけのリスクがあるにも関わらず、胃がんを発見できる可能性はほとんどないと言われています。
かなり大きくなったがんであれば見つかることもありますが、早期発見は期待できないようです。
何か異変を感じたら、バリウム検査ではなく胃カメラを飲んで検査をしたほうがいいかもしれませんね。
そもそも最近では胃がん発症者はピロリ菌を保有している人が98%。
つまりピロリ菌を駆除してしまえば胃がんにかかる可能性はほとんどないと言われています。
ピロリ菌検査で陰性だった場合は、そもそも胃がんの検査自体が必要ないというお医者さんも少なくはないそうですよ。