2017年の12月頃から、『Vtuber』ブームがガンガン来ています。
しかし、ちょっと傾向として落ち着いてきた感じはありますね。
(※2018年7月現在)
すでに3000人以上のVtuberが誕生していて、そのほとんどが『キャラ性』を売りにしています。
そのキャラ性の内容については、語らなくてもちょっと調べたら出てきます。
ですが、コンテンツを考えた時にキャラ推しだと意外と詰まりやすい。
最初はいいんですけど、後々詰まる事になりかねないです。
そして、最終的に視聴者が飽和した時、勝ち残るのはやはり『コンテンツ力』です。
キャラ性というものは、最初のとっかかりに過ぎません。
この記事では、Vtuberのコンテンツの在り方について考察してみました。
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Vtuberで売れるコンテンツを考えてみる
まず考える上で必要なのは、『ターゲット層』です。
基本的には『10代20代』の若い人をターゲットとしているVtuberがほとんどでしょう。
そうなると、一般的な……。
そうですね、キングVtuberことキズナアイさんの動画でも出ている通り『ゲーム系』とか『流行りネタ』に乗っかるスタイルが当たると言えます。
しかし、輝夜月さんのような声だけで魅せる四天王もいます。
ちょっとあの人を取り上げたら、例として成り立たなくなるので一度割愛します(笑)
じゃあ仮にキズナアイの視聴者層に刺さる為には、どうすればいいのか?
②流行り物をやる
③ファンに語り掛けるコンテンツ
たったこれだけですよね?
(もちろん、もっと色々ありますがメインのコンテンツについて書いています)
しかし、これをそのまま模倣した所で、目の肥えた視聴者からすれば『またゲームか』程度で終わります。
そして、一番忘れてはいけないのは『Vtuber』のご本人たちのお気持ちです。
実はゲームをしたくないのに、しょうがなくやっている人だって多いと思われます。
そこに落とし穴が生じます。
『自分はこういう動画作りたくないんだけど、しょうがなくやってる』っていうのが一番まずい。
キャラクター性よりも刺さる方を意識してしまって、結局おざなりになってしまう。
それじゃあ、最初に得た視聴者にも気づかれますよね?
しっかりと楽しく見せるような演技をしたりする必要はありますし、ゲームならばそれなりに見せ場や編集が必要になると思います。
簡単に書いてますけど、簡単に出来ないですね。
では、もう一つの考え方。
ターゲット層変えてみる
Vtuberに必要なのはコンテンツだと思いますが、果たしてキズナアイさんのターゲット層をそのまま持ってくることが正解なのでしょうか?
そりゃあ、同じもの作ってたら見られる確率も上がります。
しかし、それだけじゃ模倣だけで終わりますし、みんなやってるからこそ別の周り道を探すべきです。
となると、ターゲット層を変えるしかありません。
同じ10代20代でも、ゲームに興味のある人もいれば音楽に興味がある人もいます。
Youtuberは様々な人間が交錯している巨大エンターテイメントサイト。
なので、もう少しずらして考えてもいいのかなと。
例えば歌を専門にアップするとか、ゲーム配信でもホラーしかやらないとか。
歌だって、みんなマクロス歌いすぎでしょ(笑)
どのVtuber見ても『ライオン』とか多すぎる気がするんですけど、誰も歌謡曲とかやらないんですか?
例えば、私の個人的な話ですけど、中森明菜さんを歌ってるVtuberとかいたら速攻で観に行きますよ。
今30代ですけど、10代から懐メロ的なの聴いてたので年齢関係ないです。
私がリアルで、今10代でも、Vtuberが中森明菜を歌っていたら観に行ってます。
このように、少しだけベクトルを変えたことをもっとチャレンジする人が出てきてもおかしくないんじゃないか?とも思います。
まだ現実と融合してるVtuberが少ない気がするのですが、例えば雛乃木まやさんがやっている『神社紹介』のような現実との融合。
バーチャルとリアルをもっと突き詰めたら、コンテンツとしての質は大幅に向上しますし、唯一無二が出来上がると思うんですね。
私も何個かリアルと被せるネタを練っていますが、ここで書くのは専属動画編集として反するのでやめておきます(笑)
ターゲット層を意識すること、それを少し変えてみること。
活躍するヒントが沢山隠されていると思います。
オリジナルコンテンツなんてそもそも存在しない
こちらの記事でも書いていますが、そもそもですね。
『完全なるオリジナルコンテンツ』なんていうものは世の中に存在しないわけです。
全てのコンテンツは『組み合わせ』で出来ています。
ゲーム動画だって同じで、『ゲーム』と『配信』という二つを掛け合わせただけ。
youtubeの初期がそうですが、過激な動画多かったですよね?
テレビでは見れないような『過激さ』というのを動画で出しただけで、ウケてる時代がありました。
最近、『ASMR』というジャンルが流行っています。
Autonomous Sensory Meridian Responseの略で、フェチ系な動画のことですね。
例えば人が物を食べる咀嚼音とか、パソコンのタイピング音など。
音によってオーガズムを感じるものが多いのが特徴で、要するに『音フェチ』ということです。
私はその趣味が理解できないのですが、でもちょっとだけ分かるような気はします(笑)
日曜日、布団にずーっとこもれる時に、雨音とか聴いてるだけで幸せな気分になりませんか?
「やったぁ、まだ眠れる…なんか幸せ…」みたいな癒しを貰えますよね。
このようなフェチ動画でさえも、『音』と『配信』という二つで出来ているわけで。
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まだ誰も(私が知らないだけかもしれませんが)
『雨音の中で、しっぽりとVtuberが朗読をする』
という動画を出してませんよね?
例えばこういうのが意外と当たったりするわけで、コンテンツを考える時に既存の物から引っ張ってくるというのは非常に有効です。
というか、それが普通です。
まとめ Vtuberだからこそできる表現がある
Vtuberというものは、2Dでも3Dでも人工的な絵、ですよね?
人間と違ってアニメーションチックであるということは……。
一つ今浮かんだんですけど、『音ゲー』って流行ってます。
あの音ゲーの画面で踊るとかあっても良さそうな気がするんですよね。
特に10代の方なんて音ゲー好きな人多いですし、実際にVtuberの中の人がプレイをして、そして動画でも踊ってみた…みたいな動画って需要ある気がするんですよ。
キズナアイのダンスを見ながらテクノ系な曲を演奏する、とかテンション上がりませんか?
あそこがヒカキンさんとかだったら、実写じゃないですか?(笑)
なんか噛み合ってねーな、とか感じるはずなんですよ。
そうじゃなくて、アニメ的だからこそできることって沢山あって。
Vtuberだから出来る『表現の幅』というものを考えてもいい気がします。