昨今世の中を賑わせているバーチャルYoutuberですが、企業か個人かで大きく変わってきます。
そしてその強さを日々痛感してるのが、当の演者本人であったり、関わっている方たち。
私もそうですが、動画編集してる身として一つ言いたい。
『個人でやれることに限界があるっつーの!』
おそらく、バーチャルYoutuberを見てる方は『投稿頻度が普通の動画より低いな…』と感じている人が多いのでは?
実際に生身のTOPYoutuberの方は毎日投稿は当たり前ですよね。
バーチャルではそれは『企業以外それを仕事にしない限り不可能』と断言します。
また、個人と企業の違いなども書きたいと思います。
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一般VTuberが毎日投稿が難しい二つの理由
理由は2つ。
②ネタの問題
多分、どの動画にも言える事なんですけど…。
『突き詰めたらキリがない』のが動画編集です。
これはクリエイティブな事全般に言えますけど、凝れば凝るほど時間なんてゴミみたいに消えていきます。
私が携わっている雛乃木まやさんの動画ですが、1本あたり5時間はかかっています。
(もちろん物にもよりますが、サムネも合わせるとそれくらいかかっています)
私の動画技術がまだまだ未熟すぎるせいでかかっているところもありますが、動画技術が未熟じゃなくてもかかる場面があります。
プロでもアマでも作業自体は変わらない、って所です。
それは、当たり前のように感じている『字幕』と『カット』です。
字幕をぴったり合わせるのって、多分誰がやっても作業時間同じです。
つまり早くする事なんて不可能、という事ですね。
だからキズナアイさんが毎日ようにカットと編集にこだわって、字幕の動画が上がってますが、あれは専業でやってる人がついているのか、何人か編集する人がいるのかのどちらかです。
結論から言えば、私も毎日動画編集から投稿は可能です。
可能ですが、出来ません……。
なぜか分かりますよね(;'∀')
『飯が食えるなら』という話。
動画編集で飯が食えるなら、いくらでもやったるわ!というのが本音ですが、そうは簡単に行きません。
逆に、自分の身で考えてみて下さい。
『あなたは1日5時間、時間を捻出出来ますか?』
働いている社会人であればこの質問に『NO』と答える人が多いと思います。
簡単に『はい、僕は1日5時間を作れます!!』なんて即答できる人がいるなら会ってみたいです。
私は今まで生きてきて、即答で言える人は見た事ありません。
私は自営で仕事をしているので、ある程度時間の猶予などを作ってやっているので、ギリギリで週3本ペース。
だからこそ、企業Youtuberみたいな完全なバックアップ体制がある所は強いです……。
ちなみに、『毎日上げてる個人の人もいるよ!』なんていう意見もあると思いますが、その動画ってもしかして『生放送』の垂れ流し動画じゃないですか?
編集かけてない動画だったら上げるのは簡単ですよ。
だって撮影だけで済む話ですから。
個人Vtuberと企業Vtuberとの明確な違いとは?
やはり企業と個人ではかかるお金に大差がありますよね。
しかし、それ以上に明らかに違うのは人数です。
動画の編集専属の人、企画だけ考える人。
MMDの操作をする人、歌動画のミックス等をする人。
広告をする人、企業タイアップなどの案件対応とかする人。
一つの動画を作るのに、関わってる人が半端じゃない。
特にYoutubeで売れようと思えば、協力者を得ることが必要不可欠です。
最初は地味にコツコツでも、いつかどっかのタイミングで……なんて話。
雛乃木まやさんはビリビリ動画での投稿で、中国人の方と知り合いになる事が出来ました。
おかげで中国人の方に少しだけ認知されるようになりましたが、最初は私と二人で翻訳をしてうんうんうなりながら動画投稿をしてたりしたんですね。
登録するだけでもめちゃくちゃ難しいですよ。
協力者を得るという事は、個人Youtuberによって必要不可欠な要素。
その為には、一人で出来ることは一生懸命やる事だと思います。
でも個人Youtuberにも強みはある
企業であれば大金がかかってキズナアイさんとかミライアカリさんとか動いています。
もう一般的に『企業がやってるんだな』と認知されていますが、その通り。
企業だからこそ、宣伝も出来るし編集も出来るし、毎日投稿出来ます。
でも、その分プレッシャーも物凄い。
当たり前ですが、こけたら飯が食えないわけで、こけさせるわけには行かないんですよね。
その点、個人でやってる人は違います。
物事を始めるなら『最初は小さくはじめる』という格言通り、小さい事から始められます。
そして方向展開なども容易であったり、メリットもあります。
企業に所属する事も一つの手段ですが、下手に所属してしまうと活動に制限がかかることも……。
その点は、今のYoutuber業界でも言われています。
特に大手の事務所になればなるほど、プッシュもされますが結果が出なければプッシュどころかただの賑やかし要因となるだけです。
めっちゃシビアな事を言いますが、視点を変えたら分かる話なんですよね、これって。
企業に所属する事の問題点もある
あなたが『Youtuber事務所』の社長だとしてください。
自分の会社を宣伝する為に、何をしますか?
多くの動画投稿者を取り込みますよね。
でも、その中には玉石混合で凄い人もいればしょぼい人もいる。
だけど、企業としては『うちの事務所には1000人もいるんだ!』と強みを出したいわけです。
となれば、誰でもいいから『所属して下さい』と声をかけませんか?(笑)
それをやってるのがU●●●みたいな事務所だったりするわけで、でも100%自分の事をプッシュしてくれるわけではない。
まるで予備校生みたいなもんですよ。
東京大学に10名入学!とか書いて、とにかく他にアピールしたければ数を入れるしかないわけで。
その東京大学に入った10人ってどうなんですか?
実際は『特待生』で無料で予備校に通ってるような人ばかりですよね。
現実はそんなもんで『10人も入ってるならこの予備校いいんじゃないか!?』みたいなノリで他の入学者が入ってきます。
ビジネスなので、その10人をタダにして宣伝しても予備校としては一切問題が無いんですよ。
むしろ大歓迎で、他の人たちから授業料を取ればいいだけですよね。
世の中の仕組みって、大体こんな感じで成り立ってる事が多いです。
Youtuberでもバーチャルが儲かる!!という事で今企業が続々と参戦してきていますが、所属する事によって確実にあなたのステップアップになるんですか?
という問いには、絶対になります!とは言えません。
私は知り合いの演歌歌手とかでも、そこら辺の事務所話を詳細に聞いてるので『エゲツねぇな』と思う事も聞きました。
それにYoutubeのシバター氏が、そこら辺の事務所問題をばっさり切っていましたけど(笑)
現実はそう甘くない、という事ですね。
個人のVtuberでも全然構わないですし、一番大切なことは『やり続けること』なのは間違いないです。
事務所がコンテンツを作る訳じゃなくて、自分が作る訳ですから。