『どれが正しい書き方なんだろう』
ライティング一つとっても、記事紹介なのか自分の意見を述べるのか、全てバラバラです。
その度に『うーん?』とか悩んで手が止まることが幾度もあります。
特に書き始めた方にとっては『うーん……やめよう!』と嫌になってしまうことも多いかと。
正しいライティング……。
色々なテクニック等あります。
いちブロガー兼作家として、その答えを私は知っています。
超簡単なんです。
『正しいライティング? それはないです』
これだけです。
伝えやすいライティングとかはあると思う。
正しい、ってなんですかね?
何が正しいの??
どんな執筆の本を見ても『正しい』という定義はない。
理由を述べます。
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伝えやすいライティングはもちろんあるが正しいというものは一切ない
人に伝えやすく、読みやすくするライティングというものは存在します。
私が意識しているのは『一つの文章では一つの意味しか入れない』とか
『読み手の気持ちを常に考えて、修飾語の位置などに気を付ける』などです。
ぶっちゃけ、それ以外意識してた事も多々ありますが、一番大事なのはこの2点だけだと確信しています。
(細かい所を書けばキリがないので、ここでは割愛させて頂きます)
『それじゃ正しいライティングってなんですか!?』
という答えにはなりませんね。
正しいライティングって、そもそもどんなライティングなんでしょう。
きっとイメージ的には『誰でも読みやすい文章』みたいなの想像しているかと思います。
でもそれって、10人いたら10人ともバラバラの方法で書いているんですね。
よく作家仲間でこんな話題が出ました。
『皆さんは小説をどのように書いていますか?』
この問いに、プロアマ問わずほぼ全員この形に分かれます。
②キャラクター設定や世界観は作るけど、話の展開はノリで書く人
驚くべきことなんですが、どっちにも等しい数プロ作家がいます。
この世の中で小説書いている人は、どっちかに属していますが、そのどちらにも『プロ』がいます。
つまり『人によって創作方法なんて全員違う』が答えなんですね。
これってそっくりそのまま『正しいライティング』という話にリンクすると私は思っています。
ちなみに私は①のプロット派ですが、②のノリという所も非常に重視しています。
特に全て計算ずくで物語を作ってしまうと、起伏が無い場合があったので。
そんな時は『サイコロ』を作ります。
サイコロに『●●死亡』とか『ここで裏切る』とかいう、話の本筋をぶっ壊すような事柄を自分で書くんですね(笑)
で、そのサイコロを振った通りに、プロットの一部を入れ替えます。
そうする事で『おいおい…作者の俺もわからねーぞ!』みたいな展開が作れることを、試行錯誤の上で学びました。
こんなアホみたいな話ですが、実際作品として『きちんと人が読んで納得するもの』であれば一切問題有りません。
で、私のような創作をしているプロ作家の人の記事をどこかで読んだことあります(笑)
多分それを読んで、自分でも真似してみよう!と取り入れたのが最初だったと思います。
(覚えてないのですいません)
じゃあ、私がこれを作家の人に『正しいライティングです』と伝える訳ないですよね。
同じように、超カッチリプロットを作る作家さんもいれば、適当にノリだけでストーリー展開させてるのに神がかってる人もいるわけで。
正解なんて無いんですよ。
自分流を見つけることと常に改善すること
私が伝えたいことは、3つ。
②なんでも試すこと。試して、自分でしっくり行ったのを使うこと
③だからといって新しいことを取り入れるのをやめてはダメ、ということ
①、②、③、全部大事だと考えています。
特に書き始めの方は、まず色々試すことです。
ブログを書く時に、まず段落を全部作ってから書くのか、通しでだらだら書いて、後から段落を振るのか。
(ちなみに私は通しで書いて、後から段落分けする時にそれっぽく修正しています。その方が早いので)
どっちもやってみて、とにかく自分で模索して欲しいのです。
その結果として『自分流』というのが必ず出来上がります。
それが正しい、正しくないかを判断する基準は『数字』でしょう。
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ブログで言えば閲覧数に出ますし、小説で言えば面白さです。
閲覧数が上がらなければ、つまらないという事なので直せばいいんです。
たったそれだけの話。
面倒くさがって『なんかすげーライティング術とか無いかな!?』と思う事が一番ダメですし、やって欲しくないです。
もし、この世に超正解なライティングというものが販売されているなら、私は100万払っても買います。
ですが、無いです。
私は私、あなたはあなたなので、しっくりいく方法を時間をかけて作り上げるしかないんですね(^▽^;)
そして作り上げた黄金パターンも、いつかはダメになる時が必ずきます。
まるで、歌手みたいなものです。
時代と共にヒットチャートが変わりますが、安室奈美恵さんのようにいつの時代も愛される音楽を作るって凄い努力をされているから。
東野圭吾先生が当代一流の作家であるのは、そういう事です。
見えない努力をして、自分自身でめちゃくちゃ頭使って考えているからです。
プロとして活躍する人間ほど、修正力が半端ないです。
大谷翔平大先生がいい例です。私よりずっと年下なのに、単独アメリカでフォーム改善や英語を勉強して、自分をグレードアップさせています。
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【修正力こそプロの凄さ】大谷翔平,藤井聡太,羽生結弦に学ぶ修正力
最近の若い世代の方が物凄い活躍を見せています。 将棋の藤井六段(もう七段になりそう)もそうですし、大谷翔平さんにフィギュアの羽生さん。 当代一流の人間が凄いってだけで、ずーっと文章書けそうな勢いです( ...
ああいう人間に、少しでも。
ほんの少しでも、私たちも近づくべきなんですね。
それがライティングの究極の上達方法であり、伝えやすいライティングにきっと繋がります。