炎上系YOUTUBERのシバターさんという方がいますが、好き嫌いがハッキリするような人ですよね。
私は言っている事に筋が通っているので、好きな方です。
最近の動画で『盗撮された』という子に対しての動画がありました。
その中で、シバター氏のSNSに対する理論が語られていますが、おおむね賛同できる事ばかり。
私とシバターさんはほぼ同年代かつ、インターネットの普及時代から使っているので、感覚がモロ被りなんですね。
シバター氏が言っていた『今と昔じゃインターネットの価値観が変わってきている。名前を出す事なんて絶対しなかった』というのが、その顕著な例。
そして、香川県の少年に対して『俺は彼がアップロードしている物を勝手に広めただけ』という筋も通っている。
という許可をしているという事です。
シバター氏の発言には筋が通っているのにも関わらず、やりすぎだ!とか批判的な声も多数見受けられる所に、現代人の価値観の遷移を感じます。
果たして現代人はSNSをどのように利用すればいいのか?
長年、インターネットで対人SNSを使ってきた私の理論も書きたいなと思います。
目次
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3つのネチケット(ネットリテラシー)を大事にしよう
『匿名で書いてるから問題ない』
『実名で書いてるから問題ある』
という価値観をまず無くす事が凄く大切だと思います。
最近はニュースにならないから、みんな麻痺してる所があるかもしれません。
『匿名』で書いたとしてもアクセス履歴で誰が書いたのか、ほぼ100%バレます。
(torや串指すような人間ほど、ネチケット力は高いでしょう)
だから2chなどで殺害予告をするような人間はめっきり減りましたけど、それでもどのSNSでも暴言を吐く人もいるし、そういう人は後を絶ちません。
私がインターネット(特にSNS)を使う時に気を付けてることが3つあります。
②自分の文章に全責任を持てるのか?
③これはオープンなところなのか?そうじゃないのか?(ツイッターなのかラインなのか)
この3点だけです。
この3つのネチケット(ネットリテラシー)さえ守れば、基本的にインターネットで問題は起きませんし、自分でまずい文章だなと抑制をかけることが出来ます。
3つのネチケット(ネットリテラシー)とも大事なので、一つずつ説明したいと思います。
①自分が書いたら誰が読むのか?
例えばこのブログは『全世界の人』に向けて私は書いています。
だから、多少硬い書き方をしているのは当たり前です。他人様に向けて書く文章なので、友達行儀で書くわけではありません。
そして内容も『批判』とか『嫌い』みたいな、感情論が入る時は特に注意しています。
もしくは、書く前に『私はこう思いますが』と注釈を入れる事にしています。
私がツイッターが嫌いな理由は『文章が短いから』です。
短くまとめて書くことも大事ですが、特に好き嫌いの話になれば『前後関係』という文脈が一切伝わらないことの方が多い。
そうなったら、言葉尻だけを取られてカン違いされるかもしれません。
だから120文字で制限のあるツイッターで文章を書く気にはなれないわけです。
(●●ナウとか告知とかには使いますが)
昨今、この『誰が自分の文章を読む可能性があるのか?』を考えて文章を書いていない人が多々いる事が、一番の問題だと考えています。
これは私の意見なので、否定は受け付けませんが。
例えばですが、Yahoo!のコメント欄とかありますよね?
アレで厳しい口調で書いている人も多数見受けられます。
例えばスポーツ選手が負けたら『メンタル弱い』とかそういう発言。
私は問いたいのですが、あなたは一体誰に向けて、なんでそんなネガティブな事を書くんですか?(笑)
答えは分かっていますよ。
ヒマなんでしょ?
ヒマで人に突っかかる事でしか自分の存在意義を保てないので、そういう文章を打つ。
批判したらダメ、とかじゃなくて『なんでYahooで打つの? 自分のブログか、せめてツイッターで主張しろ』と言いたい訳です。
批判するのは大いに結構、言論の自由ですから。
人のメディアに思いっきり乗っかかるのはまだいいとしても、そこでわざわざ、どう考えても周りを不快にするネガティブな発言する人間って、基本的に関わってはいけないと考えた方がいいです。
経験上、そういう人種と関わって良かった事なんて1回もないです。
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②自分の文章に全責任を持てるのか?
例えば『私はこう思うんだけど~』と間違えた事を書く分には全然いいと思います。
それは他者に指摘されて「いや、こうだよ」と言われる可能性があるからです。
私だってあなただって、安倍総理だって林先生だって、トランプ大統領だって、全てが全て、正しい事なんて一切書いていません。
しかし、間違えているかもしれないが自分の思ったことを思った通りに、メディアに書く。
そこに責任が生まれる、という事も含めて書いています。
だから『批判』をする時はめちゃくちゃ注意しています。
自分のブログと言えども、簡単に『●●はクソ』とか『オワコン』みたいな、嘲笑ワードで批判をすれば読んだ人が不愉快になるからです。
特に『レビュー』系なサイトに多いのですが、貴重なレビューをありがとう、と思うこともあれば『アップルストア』のレビューのように『運営がクソ』という書き捨て文章もあります。
自分の文章に責任を一切持っていないという証拠です。
クソだと思うのなら、何がどうダメなのか?をしっかり書くべきなんですけど、みんなが『●●クソ』という風に書いているから『自分もこれでいいや』となっているのが一番まずい。
私も自分の小説等で『ここがダメですね』という指摘を受ける事は多々ありますし、そういう意見はガンガンくれと普段から周りに声かけをしています。
作者は良いと思っても、読み手が『うーん』と思えば私の目的に適っていないからです。
(自分が面白い物を書くのではなく、人が読んで面白いと思う物を書く時は特にそう考えています)
批判をするなら、ちゃんと自分の文章に責任を持った上で書くべきです。
③オープンな場所なのか?そうじゃないのか?
今はブログで文章を書いているので、他者の目を凄く意識しています。
しかし、これがラインやツイッターのDMとなれば、私の口調は全く変わりますし、皆さんも同じでしょう。
『全世界の人が読んでいるのか?』
『特定の人だけが読んでいるのか?』
常にここを念頭に、文章の強弱を考えることはネチケットの向上に間違いなく繋がります。
オープンな場所では『ですます』調で極力話をする方が好ましいです。
(知り合い相手のツイートに乗っかる時とかはタメ語でもいいと思いますが)
それか、自分のキャラを貫き通すのであれば、まぁ勝手にタメ語やらなんやらで話をするのは結構です。
『どこの場所で今自分がコメントを書いているのか?』という事を考えられずに、コメントを打っているのが大半なので、段々と感覚がマヒしてくるんですね。
麻痺すると『ここでもこの書き方でいいや』という風に。
毎日毎日、ツイッターなどで文章を書いている人に特にそういった発言が見受けられます。
タメ語で書くなら自分のツイートの時だけ。
人のRTを引用とかそういう事をするなら、敬語を推奨。
自称『プロライター』なのに、呼称を呼び捨てしてツイートしてる人とか、どうなのかなと思います。
よくそんなんで仕事貰えるよな、と。
自分だったら絶対依頼しない。
個人のサブアカウントならいいですけどね。
そんな簡単なことも分からなくなってしまうんですね。
インターネットの成熟と共に、無礼な時代が到来していると思います。
SNSで無礼な人間=リアルでも無礼なのは間違いないです。
もうその段階で選考に落とされている可能性も限りなく高い。
まぁ当たり前のこと過ぎて、誰も真実を言わないから、そういう方にはいい話なんて転がってきませんが。
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ネチケット(ネットリテラシー)についてのまとめ
私はまだプロ作家ではありませんが、プロ作家の方からも『バランス感覚は凄い』と褒められたことがあります。
むしろ、プロ以上にプロのスタンスで物事に臨んでいる(臨む)という心構えで、常に頭を働かせています。
プロ作家になってから『あー今日から自由にツイート出来ねぇ~!』じゃなくて。
プロ作家になる前から『作品の事に関しては、宣伝以外はあまり言わないようにしよう』という風に、スタンスを持っています。
嫌じゃないですか?
例えば鳥山明先生とかがツイッターで『悟空は本当は●●なんだよね~』みたいな、自分の作品について深いツイートをするとか。
そういう物を簡単に読みたいですかね?
何回も何回も。
私は一切見たくないですし、読むなら特別な場面で読みたいです。
それはサイン会とか、原画展みたいな場所で、来てくれた人だけに裏側を少しだけ書く、みたいな場面です。
三流のクリエイターほど、自分の作品に関してのネット発言がとにかく多い。
やっても1回、2回で、内面について深い事は書かない方がいい。
余韻の大切さ、を知らなければいい作品なんて作れる訳が無いです。
発言すればするほど、作品がチープになるんですよ。
深く書いている人ほど成功してないってそういう事だろうなと思っています。
ネットの感覚がマヒしてる作家の作品なんて、絶対読みたくない。
『って、お前今ブログ書いてるじゃん!』っていうのは別です(;・∀・)
ブロガーとして今は書いていますが、作家としての文章を書いていません。
もし、私が自分の作品について『裏側を聞かせて下さい!』みたいな時が来るとしたら。
(そういうの来て欲しいね~(笑)
それは本の裏に書くか、サイン会とか、メディアの取材とか。
それか、対面で会ってどうしても知りたい!みたいな方にしかお話ししません。
インターネットに公開する裏情報は少しだけであって、実際何がどうなってどうなのか?というのは作品から読み取って欲しい。
スラムダンクの最終回、あの後で『桜木花道』はNBAとか行ったのか?知りたいです。
しかし、それは作品から私たち読者が読み解くしかない。
ネチケット(ネットリテラシー)の在り方を考えることは、自分の内面をしっかりと見つめる事に繋がると思います。
少しでも相手にいい気持ちで自分と接して頂けるように、日々向上する事を考えて頑張っていきたいですね。