湯垢を見れば『うわっ!』となった経験、誰でもありますよね?
自分の身体ってこんなに汚いのか…とショックを受けた事があると思います。
しかし、湯垢の成分って……何かご存知でしょうか?
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湯垢の成分は石鹸カスがほとんど
花王研究所の分析によると、湯垢の成分のうち最も多く含まれている物は『脂肪酸カルシウム』です。
水分中のカルシウムと石鹸カスの融合物、というわけですね。
細かな内訳はこのようになっています。
・タンパク質…10.8%
・遊離脂肪酸…6.2%
・体の汚れ…5.9%
・その他…6.1%
身体の汚れはたったの5.9%というのが驚きですね。
ってことは、全然身体は汚れてないのに溜まっている……。
湯垢に対してちょっとだけ抵抗感がなくなったような気がします。
湯の花の正体もついでに調べてみた
天然の温泉に入っている『湯の花』ってご存知でしょうか?
意外と知らない人もいるみたいで、一度知人と温泉に入った時にこういう反応がありました。
『垢がめっちゃ浮いてて汚い!!!』
確かに、初見だと垢にしか見えません。
でも、湯の花がある温泉なんて超珍しい温泉ってご存知でしょうか?
それなりに旅行に行っていますが、湯の花で有名な温泉地以外では一度しか見た事ないくらい貴重な物です。
湯の花には硫黄、カルシウム、アルミニウム、鉄、珪素など様々な元素が含まれており、温泉の泉質によって大きく変わります。
主成分に応じて、『硫黄華』や『石灰華』という名前がつくんですね。
湯の花は、高温で湧き出た源泉が大気と触れ合う事で『温度差』による冷却が起きます。
酸素や溶媒成分の蒸発等で浮き出てくる沈殿物なのです。
私が入ったのは福島の山小屋の温泉でしたが、超高温過ぎて長い事は入れませんでした。
(※一般的な温泉は湯音調節をしていますが、そこは設備がなかったので)
だから、湯の花=ガチの凄い温泉という認識でOKです。
日本で有名な場所は別府温泉や草津温泉です。
調べれば湯の花の温泉旅館が多く出てくるので、本当の温泉好きは一度観てみるのが吉ですね。
ゴミみたいに見えるので最初はうっ、と思う事間違いなし。
スーパー銭湯でもたまに浮いていますけど、あれは垢でしょうね……。