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【分母の法則】絶対に詐欺に引っ掛ける方法で腰が抜けた話

投稿日:

 

『絶対に詐欺に引っ掛ける方法がある』

といったらあなたはどう反応しますか?

最近ですね。
『ドラゴン桜』の三田紀房先生関連の本ばかり読んで、無駄に意識高い系になってる僕です。

一太
意識高い系で何が悪い!

『エンゼルバンク ドラゴン桜外伝』の一説にこんなことが書かれていました。

その詐欺の手法に、僕は腰を抜かしそうになったわけです。

※意訳します※

 

あるお金持ちの元に1通の手紙が届いた。

その中身は、『あなたに毎月株価の情報を無料で教えます。今月はA社の株が上がります』と書かれてある。
その月、確かに株価が上がった。

次の月。
『A社の株価は下がる』と手紙が来た。
確かに下がった。

で、1年間当て続けて最後の文言手紙。

『どうでしたか? 来月どちらに株が上がるかを知りたければ、こちらの口座にお金を振り込んでください』

 

お金持ちは、そりゃあ信じる。

1年間上がるか下がるかを当てた人間の言う事ですからね。

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絶対に詐欺に引っ掛ける方法

この詐欺師がやっていたことは、実に単純なんです。

 

1万人のお金持ちを半分にして、片方の5000人には『上がる』と。
もう片方の5000人には『下がる』と。

 

答えは、上がったとしましょう。
では下がった方の5000人は切り捨てです。

来月は、半分の5000人を2で割って、2500人ずつに対して『上がる』『下がる』を送ります。

もう、答え分かりましたよね?(笑)

そうです、1年間やり続けたら『絶対に当たる』人が現れます。
正確な数を計算するのがだるいですが…

一太
わいの苦手な数式やで!

1か月…2か月…3か月…4か月
10000→5000→2500→1250……

多分、2人か3人に大正解の答えを送った事になります。

その2、3人にとってみたら詐欺師の方は『神様』みたいな人に映るでしょうね。

これはマンガの場面では何を指してたのか?

『分母』の数に注目しろ!というシーンだったんです。

分母がいくつなのかを常に意識する重要性

例えば『1000人が大満足!!』っていうキャッチフレーズがあるとして。
その1000人に対する分母はいくつなのか?

『世の中は大事なことに関して分母を隠す習性がある』

だから、しっかりと分母を見ろ!と言ってる訳だ。

予備校とかもそうですが、なんか東大合格者が~~~人とかやってますよね。

そして小さい所に『※夏期講習のみ受講した人も含む』みたいに書かれてます。

ふつーに出来る受験生は、夏期講習は代ゼミで普段はZ塾の通信で勉強してる…なんて人も多数います。

一太
実際に僕もそういう人を何人も見てきました

つまり!!!

年間通ってないのに夏期講習だけ来た人間も、自分の塾の実績に入れているんですね。
どの科目を受けたのか、にもよりますよ。

センターの為に地学だけ受けに来た、みたいな理系の人とか居るでしょう。
古文だけ受ける、みたいな。

分母とか一切分からずに、私たちは数字だけを見て誤魔化されてる。

それはなんとなくわかってる人は多いと思いますが……。

『騙す側』の視点で考えたら、これ以上にない話だと直感的に感じた訳です。
っていうのも、分母が大きければ大きいだけ凄い事になると最近感じたばかりだから。

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小説におけるプロ作家の話

分母についてもう少し話したいと思います。

これは私の話ではなくて、私の知人のプロ作家から聞いた話です。

どこの出版社も賞レースがありますが、実は200作品くらいしか集まらない、なんてことが多数ある、と。
で、大体の賞にはこんなものがありますよね。

 

・大賞
・準大賞
・読者賞
・審査員賞

・最終審査通貨作品(10作品)

 

仮にこういう賞だとしたら、もう気づいて分かると思いますが……。

 

200しか作品がなくて、なにかしら『日の目を見る』可能性があるのが14作品もあるんですよ。

 

一太
ここすげー重要だと思います



最終選考作品なんて、賞を取ってなくても別件で『出版しませんか?』と言われる可能性も高いですからね。

この時点で、7%という驚異の数字で『何かしらいい事があなたに起こり得る』わけです。
100人に7人、なにか起きる訳ですね。

 

で、この200作品には更にからくりがあります。

 

実は100作品くらいは大したことない、っていうか作品として完結してないし、読めたものじゃないのが多数(らしい)のです。

これは、僕が知り合いのプロ作家のプロ編集の方が言ってた事をまた聞きして書いてますが、実際自分でも聞きました。
(※ブログも同じだし、Youtubeも同じだし、間違いないと思うよ)

『サムネすら作れないYoutuber』なんてごろごろいる。
ブログも同じで、起承転結すら出来てないで殴り書きしてる人も多数いる。

っていうのを省いたら、100作品は『アウトオブ眼中』なわけです。

一太
言葉のチョイスが20年前

100で割ってみたら14%です。
10人に、1.4人は『なにかしら引っかかる』計算になります。

 

もうここまで来たらこの結論ですよ。

『10回賞レースに真剣に応募したら1回は引っかかる』ってこと。

ある賞の分母が小さい事を知らずに、分母の大きな賞に簡単に応募している人が多いという事実。
もちろん、作品の優劣で決まる話なので一概に言えないのは分かっています。

しかし、分母を考えもしないで楽に応募できるから、というのは間違いだ。

それも真実である。

分母の法則を考えたら物事になんでも応用できる

超当たり前の話していいですか?

『彼氏・彼女が出来ない』なんて嘆いている人、世の中多かったりしますよね。
後は『いい仕事に就けない』とか。

 

それって、本当に『分母』が足りてるのでしょうか

 

つまり、世の中には『1日に10社』とか受ける人がいますよね。
その人が1か月間就職活動をすれば、300社も受けた事になります。

かたや『1日1社』だけという人は1か月頑張っても30社。

この場合で、不満を言っているのはおそらく後者の人でしょう。

一太
僕がいい例です(笑)

 

『なんで仕事見つからねぇんだよ!!』
『なんで彼女見つからねぇんだよ!!』

 

答え=試行回数が圧倒的に足りてないから

 

自分の世界しか知らないので、自分が『試行回数』が足りてるか足りてないか分からない人なんていると思います。

私もその例によく陥っていることが多いのですが、その時に『分母』を思い出してみたら全て解決したんじゃないのか!?と今になって気づきました。

っていうか、それが全てだった(笑)

多分、この考え方って……。
ビジネスにおいて、めちゃくちゃ重要な気がしてなりません。

もう『エンゼルバンク ドラゴン桜外伝』を読んでから2週間経つんですけど、毎日頭をよぎってるってそういう事なんだと思います。

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