プロミュージシャン、プロ作家、プロサッカー選手。
共通するのは『お金』ですね。
人様からお金を頂いて、活動しています。
果たしてプロの定義とはいったいなんでしょうか。
そして、プロである為に気を付けなければならないこととはなんでしょう。
イチロー選手に学びました。
(イチロー Jul 24, 2017(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ))
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イチロー選手こそプロの鏡と呼ばれる理由
プロの定義は多々あれど、イチロー選手を見て『アマチュアの坊やだな!』と思う人は皆無でしょう。
というのも、彼の行動と偉大なる記録、そして本当に自分の発言通りに行動をしているのが見て取れるからです。
ここで、イチロー選手の名言をいくつかご紹介します。
・なにかを長期間成し遂げるためには考えや行動を一貫させる必要がある
・ハイレベルのスピードでプレイするために、僕は絶えず体と心の準備はしています。自分にとって最も大切なことは、試合前に完璧な準備をすることです
・自分のできることをとことんやってきたという意識があるかないか。それを実践してきた自分がいること、継続できたこと、そこに誇りを持つべき
・練習で100%自分を作らないと打席に立つことは出来ません。自分の形を身に付けておかないと、どん底まで突き落とされます
・グラウンドの上では自分の築きあげてきた技術に対する自信。今までやってきたことに対する自信。『やりたい』と思う強い気持ちが支えになります
・重圧がかかる選手であることは誇りに思う
・グラブはもちろん身体の一部だと考えています。外野手だから長いグラブを使っているのですが、指先まで神経が通らないと、感覚が麻痺してボールが捕れない。グラブの先まで感じられるグラブでないとイヤです
・練習で作った形を100%としたら、70%や80%の力で結果を出さないといけません
・手抜きをして存在できるもの 成立することがおかしい
これらの珠玉の言葉は、人生の宝石ですね。
昨今『パワーワード』なるどうでもいいような、インパクト勝負な言葉が跋扈していますが、それってどうなの?と疑問に持ちます。
イチロー選手のような偉大な人間が言う言葉を、そのままあなたの今してる事に落とし込めば、それでプロの『心意気』が完成すると私は思う。
というか、これについて私程度の人間がどうこう書けるレベルではありません(;´・ω・)
恐れ多くて、何も言えないです。
その通りだと画面の前で平伏しています。
でも、あえて私も書きます。
いちたが思うプロ作家とは?
僕はまだまだアマチュアのペーペーですが、一つだけプロ作家の方に褒められている事があります。
それは『作家としての態度』は良い言われた事があります。
自分でも、唯一プロ作家以上にプロ作家だと自分を褒めたい、そう思える事だけは一つあるんです。
私は『書く言葉に責任を持つ』ことだけはしています。
例えば『●●はクソだな!!!』とよくネットなどで書かれていますよね。
ツイッターとかでも『クソアプリ乙』のような罵詈雑言が溢れています。
何かを批判するのではあれば、ちゃんと説明するべきだ。
私は、批判をするのも賛成をするのも『自分が思う根拠』をしっかりと書いている上で発言をしますし、文章を書きます。
だから根拠も何もない文章を読むことは『一切ありません』ので、ツイッターを利用する頻度が極端に少ないのもそういう事です。
これは持論なんですけど、くだらねー文章ばっかり読んでるとくだらねー作家になるんですよ。
人間の性(さが)というものでしょうか、流されるんですよね。
たまに自分でも『あーネットスラング使っちゃったな』と嫌悪感を持つことがあるんです。
さっきもパワーワードって書きましたが、ブログを書く都合上インターネットを見ますからどこかで知ったのでしょう(笑)
そういう言葉に慣れ親しみ過ぎるとですね、作品に出るんですよ。
だから目につく文章は素晴らしいものばかりにしよう、と極力気を付けて生活しています。
これはイチロー選手の名言と似ているな、と自分で感じる所でもありますし、自分の誇りです。
プロと名前がつく事は全て、人からお金を頂くわけで。
プロ作家となれば『締め切りを守る』『クオリティを上げる』という、二つの相反する事柄を成し遂げ続けなければいけないわけで。
簡単に出来るのか?って言ったら、出来ないですよ。
出来たらアルバイト感覚でプロ作家が溢れていますよね。
仕事でもそうですけど、プロジェクトを任せられるくらいの上に立ってくる人間は納期があるわけですね。
クライアントの納期に合わせて、全ての段取りを済ませてキレイに仕上げる。
バイトやらなんやらの『時間』で働く事以上に、責任感が強いわけです。
そしてプロミュージシャンやプロ作家という人種は、そのプロジェクトの『答え』なんてどこにもない。
プロ作家という定義だけで考えたら、達成する事はたった一つです。
『どれだけ売れる作品を書けるのか』
逆に言えば『売れさえすれば1時間で仕事終わらせてもいいよ』なんですよ。
となるとですね、プロ作家として必要なことって1時間で仕事を終わらせられるようにする『スキル』じゃないですか?
簡単にスキルと書きましたが、これは超細分化されますよ。
②内容が問われるのも当たり前
③いい作品が出来なければ、残業(残業なんて言葉はプロ作家にないですが)は当たり前
④批判されても書き続けるのは当たり前
⑤高レベルの水準を保つ為に、日々勉強するのは当たり前
⑥その中でも、休んで健康管理に努めるのは当たり前。病気で倒れたなんて言い訳にならない
ざっくり書きましたが、これ全て出来るのは『当然』なんですね。
こういうプレッシャーと戦い続けられるかどうかなんです。
プロ漫画家さんとかが『締め切り間に合った~!』とか喜んでいるのを見ますが、凄い嬉しいのでしょうね。
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独立したプロは孤独と戦う人種である事は間違いない
私は自分が自営業をしながら作品を書く手前、『プロ作家』と『社長業』を比較してお話しする事が多いんですけど(共通点が多すぎるため)
まず大半の人はプロ作家になることは厳しいと考えています。
孤独に戦い続けることを、甘く見ている節があります。
プロ、と名前がついている自営業の方は全て、結果が出ないと飯が食えないんです。
副業を持ちながらやっている方もいますが、それだって結果が出ないとセミプロ落ちです。
私は自営業で5年、飯を食っていますが、最初の頃なんてハゲるかと思うくらい悩みましたし、毎日不安で眠れませんでした。
今でも数字が落ち込んだ時とか『来月食っていけるのだろうか』と不安とずーっと戦っています。
まさに今、数字が落ち込んでへこんでいます(笑)
そんな中で気分転換でこうしてブログを書いています。
この不安と戦うっていうのが、どれだけのプレッシャーなのか。
潰れてきた人間を何人も見てきました。
私程度で何人も、なので、もっと上の世界でプロを名乗ってる方々は、吐いて捨てるほど見ているはずなんです。
まだ作家としてはアマチュアなので、プロ作家の気持ちを全て推し量る事は出来ません。
プロ作家の知り合いから聞いていたりするだけですから、説得力がないかもしれません。
ただ、プロ作家のように、数字だけの世界で生きています。
皆さんの助力を受けながらも、自分の力だけで飯を食ってる身ではありますので、そのプレッシャーの凄さだけは伝えることが出来ます。
簡単にプロ作家になれると思わない方がいい。
1発作品が当たって、2発目でコケる作家が多い理由は『プレッシャー』に耐えられなかったり、『納期』を守る事が出来ないからです。
ここだけは、もう自分に打ち克つ他に方法がないんですけど、分からないまま沈んでいく人が大半なんですね。
ストイックさが足りないです。
全然足りない。
周りを見て、私もまだまだ足りないと日々思う。
もっと頑張らないといけない、と毎朝起きた瞬間に、まずそれが頭に浮かぶんです。
病気だと思っています。
でも、この病と闘わないといけないのが自分のやるべきことだ、と思って上手く付き合っていくしかない。
よく人に驚かれるのですが、私は18時~24時に出かけた事は、ここ5年間で100回も無いです。
5年間、1825日で100日って事は、18日に1回は夜出かける計算ですね。
うん、それくらいかも。
なぜかって、プロとして自営業で飯を食っているので、その時間を外したら食えなくなるからです。
みんながデートだ、テレビだ、ゲームだ、仕事終わった1杯飲もうなんて夜の楽しい時間を過ごしてる時に、私はずーーーっとパソコンの前にいます。
だから、私の知り合いは基本的に18時以降に私を誘うような事をしません。
0時過ぎか、昼間です。寂しいです。
その時間にパソコンの前に居なければいけない仕事なんですね。
もちろん辛いですよ。だから1年に10回くらい気が狂って、仕事放置して思いっきり遊びに行きます。
でも次の日に後悔します(笑)
私の仕事では、こういった事を繰り返しているんです。
こうなりたくないからこそ、もっと仕事を頑張って自分の時間も作るようにしなければな、と思っています。
ただ、厳しさにも耐えているという事だけは誇りに思っています。
自分を追い込む引き寄せの法則を!
だからこそ、自分はプロ作家になるんだろうな、という想いがあります。
他人がどれだけ『お前はなれない』と言われようが、知ったこっちゃないです。
大体そういう風に言う方は、僕より努力していない方たちが多いので、聞くわけがないですよね。
傲慢にも等しいですが、この信念を曲げるくらいなら、私は今すぐ切腹して死んでもいい。
それくらいの覚悟を持っているので、何を思われようが知りません。
仕事で結果を出し続けているので、こうしてブログに今宣言しているのもありますが。
日々、大変な努力をしている諸先輩方たちは『お前も頑張れよ』とぽんと肩を叩くだけなのを知っているから。
──俺は、金を貰う以上、全てを捨ててでも結果を出す。出し続ける。
これだけが自分の存在意義だと思って生きています。
プロ作家として絶対に必要な資質を備えている、と空元気でも自負しています。
『こんな風に自分で頑張ってる』
『俺はここまでやってる、だから次に行ける』
そう思い込む事も必要だとイチロー選手は言っています。
私もそうだと思うんです。
知り合いのプロイラストレーターの方は、いつでもノートパソコンを持ち歩いています。
その方は月収で150万近く稼ぐ方ですが、超売れっ子なのでいつも仕事しています。
ちょっと時間が空いたら、すぐに仕事です。
もちろん余暇も取っていますが、サラリーマンの方みたいにゆったり連休なんて10年近くないと言っていました。
これを『そこまでしなくても……』と思う方は、不安定な職業でプロになれない人です。
『それくらいやってるのか!自分も頑張ろう!』と思える人だけ、資格があると思います。
どの世界でもそうですが、命削ってまで達成したい事があるから、人にはたどり着けない領域に行けるわけだと常々感じますね。
私ももっと成長して、本当のプロ作家になって更なる高みへ行きたいですね。
最後にもう一度イチロー選手の名言を載せておきます。
どんな結果であれ、強く受け止めて執筆や仕事にまい進していきたいですね。
結果が出ない時、どういう自分でいられるか。決して諦めない姿勢が、何かを生み出すきっかけをつくる
今日の自分を明日の自分は乗り越えたい、そう思えて実行出来る人がプロなのかもしれません。