あなたは普段からよくコンビニを利用しますか?
セブンイレブンにファミリーマートに…世の中、コンビニのおかげでずいぶんと身の回りのことが便利になりましたね。
お腹が空けばお弁当やパンにおにぎり、お菓子やアイスまで豊富に取り揃えています。
喉が渇けば飲み物もありますし、ちょっとした文房具や化粧品、雑誌やiTunesカードなどのギフトカード、他にも挙げればきりがありません。
さて、私たちの周りにあるそんな身近なコンビニですが、調べてみると商品の配置など意外としっかり考えられて作られているんですよね。
実際に今回ご紹介する内容を読んで、家の近くにあるコンビニを見てみてはどうでしょうか?
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お弁当コーナーがお店の奥にある理由とは?
セブンイレブンでもファミリーマートでも基本的にどのコンビニにも言えることですが、お弁当やドリンクのコーナーは絶対にお店の出入り口付近にはありません。
たいてい奥のほうにあり、中間にはお菓子やカップラーメン、出入口に近い場所には生活用品などが並んでいます。
この並びになっている理由が何か、あなたにはわかりますか?
例えばあなた自身がそのお店の店長さんの立場だとしましょう。
売り上げを上げるために、お客さんには少しでも多くの商品を見てもらいたいと思いませんか?
コンビニの売り上げが多いのはダントツでお弁当やドリンクです。
このことから、だいたいのお客さんは目的とするお弁当やドリンクのある場所まで自然に進むことになります。
目当てのものを見つける途中に、お菓子やカップラーメンなどがあればうっかり手に取ってしまう人もいるでしょう。
こういった理由から、お弁当やドリンクのコーナーの配置をお店の奥に配置しているんですね。
買うものが決まっていても、コンビニに入るとついつい余計なものを買ったり他のものが食べたくなったり…という経験はかなりの人があるのではないでしょうか?
コンビニの商品の配置の仕組みは、お客さんの衝動買いの心理を突いているということです。
雑誌コーナーはなぜ窓側にあるの?
コンビニの入口正面はたいていのお店がガラス張りになっていて、そこに雑誌コーナーがありませんか?
「せっかくガラス張りで店内のものがよく見える場所なのに、本棚の裏側を見せておくなんてもったいない」
「購買意欲をそそる商品が並んでいたほうが見栄えはいいのに…」
そう思う人もいるはずです。
むしろ太陽の光で本が日焼けする可能性もあるのに、なぜコンビニの雑誌コーナーをわざわざ窓側に配置するのでしょう?
実はこれも大きな理由がありました。
からくりはズバリ「集客効果」です。
人間は、すでに人がいるお店には入りやすいという心理的安心感を持っています。
コンビニの雑誌コーナーはたいてい立ち読みが可能になっていますよね?
立ち読みする人や雑誌を物色するお客さんが集まり、外から見ると中にお客さんがいるということが確認でき、安心感を得られるというわけです。
よくコンビニで立ち読みしている人は知らず知らずのうちにそのお店の「集客効果」をアップさせているんですね。
「ついで」をうまく利用
コンビニはお客さんを衝動買いさせるのが本当にうまいです。
例えば、お酒を買いにお店に入ったとしましょう。目当てのお酒を手に取るとすぐ近くにおつまみコーナーが…。
お酒といえばおつまみです。
こういった関連製品を近くに並べることで、お客さんは「ついで」にその商品も買ってしまいます。
他にもパンのコーナーを選び終わって後ろを振り向くとドリンクコーナーがあったりと、やはりここでも「ついで」に飲み物がほしくなってしまいますよね。
コンビニは毎日利用する人もいるでしょうし、中には週に数回、もしくは滅多に行かないという人もいるかもしれません。
毎日利用する人は毎日「ついで」に何かを買ってしまっていませんか?
私の友人は滅多にコンビニに行かない人なのですが、その理由は「ついで」に色々と買いすぎてしまうからだそうです。
さすが人間の心理を研究して生み出された商品の陳列や配置。
今までの「ついで」の出費がいったいいくらになっているか、考えるのも怖いですね。
まとめ コンビニ心理は考えられている…
普段からよく使うコンビニの配置には、こうした工夫や戦略が練られているのです。
試しに家の近くのコンビニや、出先でたまたま入ったコンビニの配置を注意深く見てみてください。
だいたいのコンビニが今回ご紹介した通りの配置になっているはずですよ。
ちなみに私はコンビニのレジカウンター周辺に、なぜ和菓子が置いてあるのか不思議で仕方ありませんでした。
実はこれもきちんと考えられて配置されていて、どうやらお年寄りのお客さんをターゲットにしているからだそうです。
お店に入ってきた時にすぐ見つけられるように、一番目立つ場所であるレジカウンター周辺に置いてあるとのことでした。
コンビニと言えば若者~50代くらいの利用者が多いイメージですが、若年層だけではなくきちんとお年寄りにも配慮した店作りをしていることに感激しました。