子供の頃、あなたもお父さんやお母さんに
「コーラを飲みすぎると、骨が溶けるからあんまり飲んだらいけません!」
なんて叱られませんでしたか?
我が家ではコーラは誕生日やクリスマスなど、何か特別な日でもない限り飲んではいけないものでした(笑)
あのシュワシュワっとした炭酸の刺激…
おいしいけれど体に悪いからあんまり飲んだらいけないんだな、と子供ながらに心配しつつ飲んでいたのを覚えています。
それでは実際に『コーラで歯や骨が溶けてなくなる』といったことがあるのでしょうか?
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本当にコーラで骨は溶けるのか?
結論から言ってしまえば、答えはNOです。
確かに炭酸は酸性ではありますが、それ自体に歯や骨を溶かすほどの力はありません。
コカ・コーラ社もそういったお客様からの質問に対して、正式にコーラの安全性について答えています。
おそらく……。
コーラや他の炭酸飲料ばかり飲んでいると、栄養が偏って骨がもろくなる。
だから、コーラを飲むことで歯や骨を作っているカルシウムが溶けるという迷信が生まれたのではないでしょうか?
あのシュワシュワした刺激や、独特の色合いも関係してそういったイメージに繋がっているのかもしれませんね。
ちなみに、カルシウムは健康な骨を作るためにも絶対欠かせない要素の1つです。
人間の体からはカルシウムを生み出す事が出来ないので、カルシウムは食品などによって摂取する必要があります。
もしカルシウムを摂取しないとどうなってしまうのでしょう?
骨粗しょう症といった病名を聞いたことがあるかと思いますが、健康状態に異常が生じ、カルシウム不足がひどくなると、体はすでにある骨を溶かしてカルシウムを生成しようとします。
こういったことで骨が細くなったりもろくなって折れやすくなるんですね。
コーラを飲んでカルシウムが溶けるということはありませんが、栄養が偏るなどといったことがないようにしないといけませんね。
コーラの都市伝説といえばもう一つ。
飲み過ぎ注意!【コーラを飲むと癌になる!?】の真相!
美味しいものほど体に毒。
なんて言葉聞いたことありませんか?
コーラを飲むことで実際に体にはどんな影響があるのでしょうか?
アメリカの消費者団体CSPI(公益科学センター)よりコーラには、発がん性物質が含まれているということが発表されました。
コーラのペットボトルに書いてある成分表を見て下さい。
カラメル色素…これはよく目にする機会があるかと思います。
コーラはこのカラメルを作る際に、砂糖とアンモニア亜硫酸塩を高温高圧で反応させていて、その際に4-メチルイミダゾール(4-methylimidazole 、4-MI)という、カラメル色素を製造する時にできる副生成物。
つまり、発がん性物質が出来るということらしいのです。
ただ、同物質は国や地域によっては含有量を規制しているところもありますが、国内の安全基準はクリアしているとのこと。
キリンメッツコーラに関しては「体重50キロの大人が1日約16リットル」を毎日飲み続けないかぎりは大丈夫だと正式にコメントしています。
1日に約16リットル…というと、480mlペットボトル30本以上…
さすがにどれだけコーラ好きの人でもそんなに飲めないですね(笑)
公式サイトを見ると、摂取目安量は1日あたり1本となっています。
よほど飲み過ぎでもないかぎりは健康に問題はなさそうです。
予断ですが、コーラの都市伝説って他にもないかな?と探したところ、面白いものが出てきました。
コーラには精子を殺す作用があるから、避妊をしなくてもセックスのあとにコーラで洗い流せば問題なし!
というものです。
この都市伝説を鵜呑みにしたカップルはかなりいるのではないでしょうか?
残念ながらコーラには精子を殺す力はないようです。
コンドームをつけなくてもコーラがあれば大丈夫!とは思わず、しっかりと避妊をして下さいね(笑)